認知症老人の収集癖の解決!認知症介護実践者研修!

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はじめに

認知症介護実践者研修の自施設実習の取り組み!提出用レポート!

Aさん(大正15年8月24日)要介護3 アルツハイマー型認知症

Aさんは入居者の中で最も謎めいており、行動が非常にユニークで 収集癖なども含め、行動予測があまりできない。

収集癖については、施設のものをはじめ、他の入居者の物を自室に持ち帰り、名前を書き換えたり名前を切り取ってしまう事もある。

また、トイレに行くたびにトイレットペーパーを持ち帰ってしまう。さらには、洗濯場のカギをこじ開け、他者の衣類やタオルを持ち帰ってしまう。

施設の物はいいのだが、他の入居者が気分を害し、彼女を「盗人」と呼ぶので、彼女はますます気分を悪くし収集に励むという悪循環に陥った。

このような状況を打開すべく、今まで様々な取り組みを行ってきた。

彼女が散歩に行った間に収集物を回収したり、またある時には彼女が自室内にいる時に職員が彼女の部屋に籠を持っていき、他の入居者の物に関しては、目の前で回収したこともある。

トイレに設置しているトイレットペーパー全てに「花水木」と名前を書いたこともあれば、居室内にトイレットペーパーを100個程置いたこともある。

しかし、それらの事は、彼女の闘争心にますます火を注いだだけで、どの方法も解決には結びついていない。

そこで、具体的に新たな取り組みを行う事にした。

1、歌、踊り、楽器の取り組み

Aさんは、歌や音楽が好きなので、今までよりもっと多く歌う事取り入れた。

普段歌っている童謡に加え、テーマソングを決め、毎日5回以上繰り返す。(テーマソングは「あの娘たずねて」)

その際、アフリカの太鼓をAさんに演奏してもらう。Aさんは、とてもリズム感が良く、太鼓は一定のリズムで上手に叩くことができた。

以前にも、少し太鼓を叩いてもらったことがあるので抵抗なく取り組めた。

また、ソーラン節の歌に合わせて入居者全員と一緒に考えた踊りもそれに合わせて踊る。

さらには簡単なフラダンス(月の夜は)を毎日練習した。

このように、収集とは全く関係のない部門に力を入れ、彼女のストレス発散と新たなる楽しみを増やすことを工夫した。

ソーラン節に関しては、以前から知っていた歌なので大きな声で歌いながら踊りにも取り組んでくれた。

「月の夜は」や「あの娘たずねて」という彼女にとって新しい歌に関しても模造紙に書いてある歌詞を見ながら積極的に歌っていた。

10日ほどすると歌詞もリズムも段々自分のものとなり、以前より大きな声で歌うようになった。

歌好きが高じて、歌の時間が終了した後も「ヤシのこかーげー(椰子の木陰)。ヤシのこかーげー。ヤシのこかーげー」と何度も気に入ったフレーズを繰り返すため他の入居者から「ちょっと、静かにして」と非難されるようになる。

しかし、Aさんは歌の時間を非常に楽しみにするようになる。自発的に1人でも歌い続けていた。

歌う老人.jpg

2.イメージ映像の取り組み

例えば、「田植え」というテーマに沿って職員がAさんの思い出を聞いていく。

職員「田植えと言えば、どんな思い出がありますか?」

Aさん「カエルじゃ」

それに関する絵を職員が紙に描く。

職員「どんな格好でするの?」

Aさん「帽子じゃ」

職員「どんな服?」

等、どんどん絵を描き続け、1枚の絵を完成させる。

絵の好きなAさんは、喜んでその絵に自分の名前を書き、居室に持ち帰り壁に貼る。

それを繰り返し壁が満杯になった。

壁の空白を埋め、華やかな室内と物に囲まれている充足感を絵で補おうと取り組んだ。

家族が来た際、Aさんは、どういった絵なのか説明していた。

短い期間の中で、この2つに取り組んだ。その結果、歌っている時間や絵を描いている時間は他の事に興味が移っている為に収集する事はなかった。

また、ストレスが発散されたのか、比較的以前よりは収集が少なくなっていた気がする。

さらに、絵や絵画を通して他の入居者や職員との交流が図れた事は間違いないだろう。

彼女がトイレから帰ってきた際、トイレットペーパーを抱えていたので、「次の人が困るので、それを返してくれませんか?」と言ってみたところ、以前は「取ってへんのじゃ!」と言い張っていたのだが、その時は居室へ一度入ってしまったものの、すぐに出てきて、収集したトイレットペーパーとは別のトイレットペーパーを私に差し出した。

それは収集した物より量が半分以下の別の物だったが、嫌がらずに返却したことが、第一歩のように思えた。

先日、入居者や家族、地域の方々を招いて「夕涼み会」を行った。

その際、ソーラン節を踊った。

いつもは、恥ずかしがって、人前では積極的ではないAさんだが、前で踊ることを勧めると「花つけるるんじゃ」と言って髪に花をつけ、短い時間だが笑顔で踊った。

家族の方々が驚き、写真を撮りながら「久しぶりに母のこんな笑顔を見ました」と喜んでいた。

まとめ

今回、収集癖に対する具体的な取り組みというよりは、アウトサイドから攻めるというような方法を実施した。

この自施設実習で具体的に得られた成果はあまりないかもしれないが、Aさんと他の入居者との関係、職員との関係、家族さんとの関係が今までよりも密になれば、それが収集癖防止につながるかもしれないと考えたからである。

認知症からくる収集癖(BPSD)を完璧に無くすということは非常に困難であり、無くすことへの取り組みが必要な事なのかどうかもわからない。

また、収集癖は氷山の一角であり、他にも多くのBPSDがある。

彼女を理解しようと努力する事が問題解決の糸口のように思えた。

今回の認知症介護実践者研修の自施設実習の取り組みを機会に、今後も歌う事や描くこと、踊ること等、小さな施設内でいかに皆で楽しめるか、ストレスを発散し、交流し、かつ文化的な事ができるのか、また、その中から何を生み出せるのか、そんな事を考え続けていけたらと思いました。

また、今回の研修で今までいかに認知症利用者の事を理解できていなかったか、認知症ケアを実践していなかったか実感しました!

この記事の内容は、実際に認知症介護実践者研修の自施設実習の取り組みとして、提出したものとなっております!

ぜひ参考にしてください!

今回の取り組みは施設全体で行いましたが、認知症を理解できていない職員がいる事も事実です!

その職員に認知症とはどのようなものか、より詳しく理解してもらう事も今後の課題になりました!

私は、特別養護老人ホームで、介護職として働いています!

医療や介護、認知症などの知識向上に日々努めていますが、どの対応が正解かと考えると、答えは無いように思います!

記事を読んで頂いた皆さんと意見交流も行いたいと思っていますので、気軽にコメントお願いします!

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