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介護の仕事は大変
題名の通り、特別養護老人ホームで働きだしてから「福祉(介護)の仕事って大変でしょ!?」と、よく言われますが、初めは全然そんな事を思いませんでした。
(給料は除いてです!やはり、給料は安いです!しかし、退職金制度など福利厚生は国の援助もあり、それなりに整っています!)
福祉業界で働くまでは、運送屋で働いていた為、転職して体力的に楽だった事も大変だと思わなかった理由の一つです。
私の働く介護の現場では、営業やノルマも無く、シフトなので時間が来れば仕事が終わります。
働く職員の数が少なく残業になれば、申請すれば問題なく残業代も出ます。
たまにサービス残業する事もありますが、一般企業の中小企業の事を考えれば、サービス残業でもなんでもありません。
また、シフト制なので時間が来れば帰れてしまうのです。
他にも、子供の手が離れたからと主婦が働いていたり、入職時には高度な知識も必要ない(働きながら、教えてもらえる)。
下の世話や認知症利用者の対応が大変とも言われますが、営業やクレーム処理に比べれば、比べようにならないぐらい楽です。
しかし世間では、介護の仕事は3Kならぬ4Kとも言われています。
4Kとは、こちらの記事が参考になります。
介護の仕事が楽な理由
介護職は認知症のプロであるべきですが、認知症ケアを行っていない事が多いです。
この認知症ケアというものが本来一番しんどい事なのです。
また、「老人を抱えるのも力が必要で、腰とか痛めたり、しんどいでしょ?」とも言われます。
下の世話(排泄介助)は抵抗があったとしても、1週間で慣れます!匂いも慣れます!
利用者を抱える事は、女性は大変でしょうが、男性はそれ程大変と思っていない人がほとんどです。
抱え方はコツもあるので、素人が抱えるよりは、楽に抱えれてます。
また、1人で抱えられないようになれば、職員2人で対応するので問題がありません。
利用者からの暴力も心配されますが、全然我慢できます。
なので、「この仕事は悩む事もありますが、結構楽です」と答えてました。
考えれば考えるほど大変な仕事
しかし、徐々に介護の仕事の奥深さがわかってきて、かなり大変な仕事だと気付きました。
まずは、人の人生を左右する割合が、大きい事です。
担当利用者のモニタリングをして、ケアプランをケアマネージャーや看護師などと相談して決める事もあるのです。
トイレ誘導からオムツに変更したり、食事形態を変更したり、利用者の日々の生活を左右する事が、できてしまうのです。
それを30歳代の私が90歳前後の人生の先輩の高齢者の生活をです。
このプレッシャーは、かなり大きな物です!専門学校を出た20歳そこらの新人には、この重大さを何度も伝えています!
他にも、緊急時の対応があります。
夜間に看護師がいない時に40℃近くの発熱があった場合、喉に異物を詰めた場合、転倒し頭部から出血してる場合、意識が無く血圧が低い場合等、初期の処置を間違えれば、その人の命が無くなる可能性もあります。
認知症利用者のより良い生活の為のケアを考えればきりがありません。
答えがないのですから。
これからも知識を得るたびに大変な事が増えると思いますが、それをやりがいと捉えて頑張りたいと思います。
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