認知症介護実践者研修 自施設実習 最終日提出レポート
【実習テーマ】
認知症利用者の気持ちを大切にし、家族の一員として役割を持ってもらう。
【実習課題】
不安なくできる事(役割)を持ってもらう。楽しめるようにお手伝いをする。
【実習目標】
日々の生きがいや楽しみを見つける。
【実習方法(内容)】
※このケースを選んだ理由と背景も記入
この利用者を選んだ理由は、本人が役割を持ちたいと思っているからです。
普段は、何をしていても自分ができる事は楽しんで行っている!
しかし、途中でどうしたら良いかわからなくなる時があり、不安になり大声を出して険しい表情をしている姿を見て、どうにか楽しめるように手伝いはできないかと思ったからです。
まず、その対象となる認知症の利用者の現状を再確認する為にも、職員全員対象にセンター方式C-1-2とD-1のシートを記入してもらいました。
そして、そのセンター方式のシートをもとにカンファレンスを行い、チームで問題意識を共有し、楽しめる、できると思われる事を日課にしてもらいました。(カンファレンス内容)
最後には、その提供した内容が楽しみになっているかの確認を行いました。
【他施設実習での学びについて】
課題は、『利用者が、どのような役割、日課を持っているか知る』。
目標は、『会話や表情などから、利用者が求めている事に気付く』。
計画は、『求めていると思えた事を担当者と確認、実践』としました。
課題、目標などからは、少しずれてしまいますが、他施設実習での一番の学びは、自施設より利用者同士の会話があり、笑顔が多いと感じ、その理由を追及できた事です。
自施設より、利用者と職員がコミュニケーションをとる時間を作られていたが、それだけでは無いと感じました。
職員も笑顔が良く見られ、職員が利用者同士会話しやすい環境を作っていたのが、大きな要因だと思いました。
【実習により改善したこと】
難しいと思われた手遊びや他の利用者とのおしぼりたたみ等、職員が寄り添えばできる事が多くある事がわかり、実際に行うことができている。
そして、一部の職員ではあるが認知症に対しての意識や知識も向上し、役割を提供するだけではなく、その時の利用者の状況に応じた対応が出来始めている。また、新たなケア改善の提案もあり、実際行っている。
【反省点】
家族から今までどのような生活を送っていたか、性格、好きだった事、嫌いだった事等、新たな情報を得る事ができなかった。
不安な状態での対応を間違い、不穏になる事があったが、どのような対応、タイミングが適切だったのか、わからない事が未だにある。
また、会話の途中で急に不穏になる事があり、氏の気持ちを理解できていない時があった。
実際、他人の気持ちを全て理解することは難しい。
それは、血の繋がっている家族でも当然全てを理解する事は、できない。
それを気づけただけでも、自分の介護福祉士としてのレベルが上がったと思う。
他職員に認知症介護実践研修で学んだことを伝える機会が少なかった。
【研修終了後の目標】
家族から、より詳しい情報を得る。
他の利用者との交流については、ほとんど改善されていない為、安心して交流できるようにお手伝いをする。
その中で他の利用者の出身地や性格、性別等も考慮し、会話しやすい環境を再検討する。
まだ、認知症ケアについての知識や意識があまりない職員がいる為、過去認知症介護実践者研修に受講した職員と研修を行い、介護の質の向上に努める。
※この他職員との意識のギャップは、ほとんどの受講者の発表の中で問題視されていました!
私は、特別養護老人ホームで、介護職として働いています!
医療や介護、認知症などの知識向上に日々努めていますが、どの対応が正解かと考えると、答えは無いように思います!
記事を読んで頂いた皆さんと意見交流も行いたいと思っていますので、気軽にコメントお願いします!