認知症夫婦の在宅生活!ケアマネージャーが見た老々介護の限界

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老々介護

今回は、居宅介護支援センターで活躍するケアマネージャーから、認知症夫婦の在宅生活についてお話を聞くことができました。

最近、よく耳にする老々介護とは、高齢者が高齢者を介護するといった内容で、深刻な問題です。

今回は、認知症夫婦という事もあり、一部老々介護の場面もありますが、この夫婦は老々介護の域を通り越して、外部の手が無くては生活ができない状態になっています。

それでは、本題に入ります。

老夫婦の状況

Oさん夫妻(夫85歳・妻82歳)は、2人とも介護保険の介護認定を受けています。

夫は要介護1、妻は要支援1です。

2人は、エレベーターありの県営住宅の6階に住んでいます。

子供や親戚はいません。

2人とも地域包括支援センターが担当していましたが、夫が介護認定の更新で要介護1になった事もあり、昨年の9月末に私の所属する居宅介護支援センターで2人とも一緒に担当することになりました。

夫で週1日、妻で週1日のヘルパー支援(2人で週2回)を利用し、2人で生活できていました。

担当のケアマネジャーは、私です。

妻のエピソード

エピソードはいろいろありますが、まずは現在進行形の妻のエピソードです。

今年の春に「県営住宅の継続のために提出しなければならない書類について、奥さんがわからないと言っている」とヘルパー事業所から連絡がありました。

早速行ってみると、毎年やっていたであろうその手続きについて「初めてだ」「今までもやっていたのかしら」との返答です。

とりあえず、課税証明書を役所の支所で取ってきてもらうことはやってもらったのですが、申請書類の記載ができない状態です。

そこに妻の障害者手帳のコピーも添付することになっていたのですが、障害者手帳が探して探しても見つからない状態です。

申請書類の連絡先に電話でその旨お伝えして、今回は障害者手帳のコピーの添付書類はなくてもよいことになりました。

そして、今回は私が記載して提出しました。

部屋のいろいろな所に書類をしまいこんでいて自分では管理できない状態です。

今年の9月初めにも必ず来ているであろう夫の介護保険の認定更新の書類も「来ていない」と言い、探しても出てきません。

いつも探せば探すほど妻はわけがわからなくなり、何を探していたかもわからなくなってしまいます。

私が管理するわけにもいかないので、現在は社会福祉協議会の日常生活支援事業(安心サポート)に書類の管理や申請代行をお願いするために手続きを進めている段階です。

老々介護.jpg

夫のエピソード

次は、夫の最近のエピソードです。

先月半ばにヘルパー事業所から「夫のOさんに似た人が○○通りを歩いているかもしれない。ヘルパーも急いでいたので本人かは確認できなかったが、家からも離れているので違うとは思います。でも、気になるのは今日妻のOさんの○○病院の受診なので、一緒に行っていてそこから歩いてしまったのなら、本人の可能性も否定できない。」と電話がありました。

私もまさかとは思ったのですが、その日の16時にヘルパーさんもOさんのサービスに入る予定だったので、今まで本人1人で外に歩きに行ってしまったことはなかったので「何かあったらまた連絡下さい」と伝えて他の仕事をしていました。

そして40分ぐらいして再度ヘルパー事業所から「やっぱり○○通りを歩いていたのは夫のOさんだった。今、ヘルパーと一緒にいます」と電話がありました。

すぐに事業所の車でそこに向かい、本人に乗ってもらおうとした時にヘルパーさんが私の耳元で「失禁してるから」と言い、「これ、雑巾にして捨てるのだから」とフェイスタオルをさっと出してくれました。

それを車の座席に敷き、乗ってもらいました。

その後に妻が探しているであろうと思い、○○病院に電話をすると、だいぶ前に会計も済ませているとの報告でした。

その時、またヘルパー事業所から「妻が県営住宅の下で疲れきって待っている」と電話がありました。

すぐに帰途につきました。

帰る車中で夫のOさんに「お父さん何で歩いちゃったんですか」と私が聞くと、「散歩!」と満面の笑みで返答しました。

今までは天気が良いと妻と散歩に行くことはありましたが、一人で行くことはなかったのですが、これからは対策の検討が必要です。

直感ですが、笑顔での返答や夫の性格を考えると徘徊が続く可能性があります。

在宅介護の継続

こんな認知症の2人ですが、2人で施設に入れる資金があるわけではないため、できるところまで現状の在宅生活を継続していく予定です。

ちなみに現在、特別養護老人ホームの入所は、要介護3からとなっており、資金面だけでなく制度面でも厳しい状態です。

現在は、夫が糖尿病で毎日1回のインシュリンをうつことが必要なのですが(本当は毎食前するほうがよかったのですが何とか調整してもらいました)、本人はできないので妻がうっています。

しかし、妻はその手順や確認方法を未だに忘れてしまいます。

毎回病院で用意してくれた手順書を見ながら、訪問介護か訪問看護に入ってもらい、見守りや声かけしてもらいながらやっています。

食事ですが、妻は作れないにもかかわらず、配食は拒否するため、ヘルパーが入った時に治療食としておかずを何種類も用意して、冷蔵庫にラップをして置いています。

また、いつ食べるのかマジックで日付を書いて冷蔵庫にしまっておきます。

これで、どうにか食事は摂れているようですが、いつ食べているのか、どちらが食べているのか等、詳しいところまでは確認できていません。

夫の介護サービスでの1割で使えるサービスを最大限利用して、何とか自宅での生活が継続できています。

できれば夫のほうはデイサービスに行くのが好きなのでもう1日行けるといいのですが、それも叶わない状態です。

妻は、訪問介護を週1回利用しています。

これからも認知症のこの2人の生活は続いていきます。

以上が、居宅介護支援センターのケアマネージャーからのお話です。

これは、本当に一例で、同じような老夫婦が数多くいるそうです。

また、家族の協力があれば、すぐにより良い生活ができるのに、家族と仲が悪い為、協力を得られない事やお金を持っているのに使おうとしない人、なんでも自分でできると言い切りサービスを利用しない人など、様々な問題を抱えている人も多いそうです。

他の老夫婦の話になりますが、近所の人が毎週ゴミを捨てるために家に来てくれるそうです。

このように、行政ではなく、地域の人が助けてくれることで成り立っている老夫婦の家族も数多くあります。

地域の一員として、高齢者を支える事ができる良い例だと思いました。

記事を読んで頂いた方とも交流したいと思いますので、質問などありましたら、ぜひコメントをください。


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