高齢者の尿路感染症を未然に防ぐ方法!原因と対策

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高齢者の病気(尿路感染症)

人間は、高齢になると様々な病気になります。

介護施設に入居している高齢者の女性に多いのが、尿路感染症です。

女性に多い理由として、尿道が男性より短いことが原因です。

あまり聞きなれない言葉ですが、高齢者施設では原因不明の高熱や体調不良は「尿路感染症では」と疑うほど、本当によくある病気です。

尿路感染症とは

尿路感染症は、「上部尿路感染症」と「下部尿路感染症」で分類されています。

「上部尿路感染症」は、腎臓から尿管までの「上部尿路」に起きる感染症で、腎臓の付け根にある腎盂に炎症を起こす「腎盂腎炎」が多いのが特徴です。

「下部尿路感染症」は、膀胱から尿道までの「下部尿路」に起きる感染症で、特に「膀胱炎」が多いのが特徴となっています。

どのような病気か簡潔にいうと、尿の通り道で菌が繁殖して感染する病気です。

主な尿路感染症には、「腎盂炎」「膀胱炎」「尿道炎」があり、症状も異なってきます。

原因菌は大腸菌とされており、全体の7割以上を占めています。

その事から、便秘も尿路感染に大きく関係してきます。

オムツやパットが原因

特別養護老人ホームなどに入所されている高齢者で自己排泄が出来ない方は、オムツやパットなどを使用されているのですが、オムツをしていることによって通気性は悪くなり、衛生面もよくありません。

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通常の下着であっても蒸れなどが生じるものですが、オムツは尿を漏らさないような作りとなっているため、どうしても蒸れてしまいます。

また、排尿後もすぐにパットやオムツを交換することが出来ないため、菌が増殖してしまいがちです。

毎日入浴が出来る施設は少ないですし、毎日の入浴は高齢者の身体に大きな負担がかかります。
※高齢者施設の入浴は、基本的に週に2回とされています。

そのため、介護施設によっては尿路感染を予防するために陰部洗浄をオムツやパット交換毎に行うことが一般的となっています。

陰部洗浄を行う際には、お湯で行うことが一般的となっていますが、尿路感染を恐れて一日に何度も石鹸を用いて陰部を洗われる方もいます。

しかし、念入りに洗いすぎるのも予防としては逆効果なのです。

洗いすぎることによって、本来なくてはならない菌まで洗い流してしまう恐れもあり、免疫力の低下を助長すると言えます。

陰部洗浄を行う際には、お湯でしっかりと行うことや、石鹸を用いる場合は一日に一回にし、石鹸をきちんと洗い流すことが重要となります。

尿路感染の初期症状

尿路感染を起こすと、痒みなどの自己症状の他にも臭いが強くなるのが初期症状であると言えます。

尿路感染は、酸っぱい鼻をつくような陰部の臭いが特徴的であり、臭いが強くなったら早めの受診を必要とします。

尿路感染がひどくなることによって、臭いだけではなく熱発する恐れもありますので、尿の臭いが強くなったら熱発には十分に注意をすることが大切となります。

感染予防は

入浴の機会も少なく、オムツを着用している高齢者には、こまめなパット交換や陰部洗浄が必要となりますが、過度に洗浄が出来ないのが尿路感染予防の難しいところです。

その中で、尿路感染を予防するためには水分補給をこまめに行うことも知っておく必要性があります。

水分をしっかりと摂ることで尿の流出が良好になり、菌の増殖を防ぐことが期待できます。

水分の摂りすぎは心臓などに負担を与えてしまう可能性もありますので、ドクターと相談をして、必要量をきちんと把握し、必要に合わせた水分摂取量を一度に摂取するのではなく、一日に分散して行うことが必要となっています。

大体、1日に必要な水分量は、1.5リットルから2リットルと言われております。

しかし、高齢者の場合では飲み物だけで、それだけの水分を摂ることは難しいので、食事に果物を入れるなどの工夫は必要になります。

さいごに

尿を我慢する事も尿路感染の原因となります。

高齢者施設では、人員不足からトイレの希望があっても、すぐにトイレに誘導できない事が多くありますが、それが尿路感染の原因の一つとなっています。

しかも、尿路感染は一度起こすと起きやすい体質になるので、迅速な対応が必要となります。

初期症状の段階で尿路感染に気がつくことが出来ると、菌を抑える内服薬の服用で改善が見込めますが、悪化すると入院の必要性も出てきますので、毎日の尿の臭いや状態をきちんとチェックすることが介護施設のスタッフや高齢者のいる自宅では求められています。

臭いに鈍感で尿の異変に気がつくことが出来ないのではないかと、不安を抱いている方においては、臭いの他におりもののようなドロドロとした液体状のものが尿に混入していると膀胱などに異変が生じていると考えられる事を覚えておいてください。

おりもののような液状のものや、尿に混血している場合など、その他の病気を発症する可能性も高いので、パットやオムツ内の尿の状態を観察することは健康状態の把握としても、かなり重要な事となります。

年齢と共に免疫力は低下していくため、どうしても仕方がないことであると言えますが、事前に予防することは可能です。

完璧に防ぐことは困難ではありますが、陰部洗浄や水分補給などはこまめに出来る予防策だと言えます。

上記で説明したように陰部洗浄の方法をきちんと学び、過度に過保護に陰部を扱わないことも感染予防には必要となります。

介護施設に入居をしている高齢者であれば、状態観察や予防策などは安心して任せておくことが出来ますが、自宅で過ごしている高齢者においては、下着を頻回に交換したり、陰部を洗うことがないといった方も少なくはありません。

また、同居をしている家族などには下のお世話をさせたくないといった考えを抱いている高齢者も多いのが現状です。

そこで、定期的に受診をする病院決め、臭いなどに気がついたときなどは受診する前に医師へ相談することなどの対策も有効的だと言えます。

ちなみに尿路感染は、小さな赤ちゃんから高齢者まで感染する病気です。

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高齢者の尿路感染症を未然に防ぐ方法!原因と対策” に対して1件のコメントがあります。

  1. 高野功一 より:

    いつも貴重な記事をありがとうございます。いまうちの娘が看護学校で陰部洗浄を勉強しています。itoさんの記事を見せて、陰部洗浄の重要性を認識させようと思っています。

  2. カッチン.com より:

    高野さん。
    いつもお褒めの言葉を頂き、やる気が出ます。恥ずかしい事に自分が知らなかった事を記事にしている部分もあるのですが、私と同様に知らなかった人が理解することにより、良い介護に繋がればと思います。

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