高齢者虐待を防ぐ!施設で取り組める対策!研修資料

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介護職員が高齢者に虐待を行ったというニュースは、同じ介護を仕事する人間として悲しいことです。

ニュースを聞けば、「なぜ、そんなことを?」と疑問に思う人も多いでしょう。

介護をしたことがない人にとっては、非常識の何物でもありません。

しかし、不思議と介護施設で働いたことのある人間にとっては、非常識ではあるものの、全く考えられないものではないのも事実なのではないでしょうか。

高齢者虐待研修.jpg

1.高齢者虐待はなぜ起こる?すべては人間の心理。

人間は感情がある生き物です。

生活している中で、全く感情の起伏がない人などいません。

悲しかったり、嬉しかったり、時に怒ったり、無気力になったりすることもあります。

その感情を普通は、なるべく表面に出さないように生活しています。

特に信頼関係ができていない他人に対しては、感情を隠し他人行儀で接しているはずです。

高齢者施設では、その感覚がマヒしてきます。

それは、入居者や利用者との距離が非常に近いためです。

身体的なお世話をすることが多い介護は、お互いの心の距離がおのずと近くなります。

自然と接しているうちに、信頼関係が構築される場合もあるのです。

しかしそれは、間違ったものになりやすい環境でもあります。

認知症であったり障害であったり、高齢者は体も立場も弱者です。

強者の介護者は「うちとけた」「信頼されている」と思っていても、相手は「ただ遠慮している」「我慢している」だけといった場合が多い。

そして、強者の介護者に対して、不本意でも服従していなければ生活できないだけです。

この心理は、心理学の実験でも証明されています。

子供たちを弱者と強者の立場役にグループ分けして、しばらく観察をすると、強者は弱者を管理脅迫するようになるのです。

このことから考えても、人間はもともとそのような心理が備わっているものなのかもしれません。

人の自然な心理や行動をまずは理解することが大切です。

虐待やそれに近いことがあったとしても、まずその事実を受けましょう。

その事実を知る事が虐待をなくす取り組みをするための、ファーストステップとなります。

2.気持ちを行動で解決。行動すれば人は変わる!

人は心と体がつながっています。

体調が悪い時に心が元気だという人はいないでしょう。

逆も同じです。

よく虐待をするなんてどんな気持ちなのだ!と思う人がいます。

それは正しいですが、半分は間違いだと思います。

前項でもお話したように、虐待をしてしまう心理は誰の心にでもある自然なものです。

気持ちの問題、精神論だけの話ならば、すでにこの世から虐待はなくなっているでしょう。

虐待をしなくて済む、健全な心を保つためには、行動することが非常に重要です。

「行動が変われば心が変わる」のです。

気持ちや心掛けから変えようとすると、かえって失敗します。

それは、人の人格を否定することと同じだからです。

気持ちが弱いとか、なぜそんなことをするのだと声を高々に張り上げても、変わるのは一瞬だけです。

逆に職員の士気が下がってしまい、違う形で問題が起きやすくなります。

そのようなことはなるべく避け、介護者の行動を変えましょう。

介護の手順や接遇の方法など行動のルールを徹底するのです。

結果がすぐに出やすく、結果が出れば気持ちが変わります。

まず、行動することが重要になります。

3.実現可能な具体的な方法3つ。

・言葉遣いを正しくしましょう!「です・ます調」で話そう!

言葉は大切です。

介護はサービス業でもありますので、介護対象者はお客様とも考えられます。

どんな参考書にも言葉遣いを正しくしましょうと書いてあります。

どんなシチュエーションでも「です、ます調」で話すことが重要です。

丁寧な言葉遣いに気を付けながら、虐待できる人はよほどの演者です。

また、言葉を変えるということは、利用者を目上の方と位置付けることの表現になります。

実際に行う場合は、施設長や部署のリーダーが率先して職員に伝えましょう。

目標と定めて、一カ月に一度は職員の評価を行い振り返ります。

そして、言葉を改善できない職員へは個別に面談をして、実際によく使う言葉を「ですます調」に変換するトレーニングをします。

おおむねこの取り組みは3カ月程度かかります。

癖になっている言葉の乱れを直すわけですので、個人差が大きくでてきます。

特にベテラン職員ほど言葉の乱れを直せません。

このことを留意して取り組みをすすめましょう。

・利用者やご家族にアンケートを行う。

介護施設は閉鎖的な環境です。

そして、不特定のお客様が出入りする他サービス業とは違い、同じ方のお世話をすることが多くあります。

すると、どうしてもローカルルールが出来上がり、一般的には非常識なことが「常識化」してしまうことがあります。

利用者もご家族もお世話してもらっている、迷惑をかけているという心理になりやすいもので、苦情を言いにくい環境です。

そこで、アンケートをあえて実施する必要があります。

半期に一度程度は、アンケートを実施しましょう。

対象者は利用者とその家族それぞれに実施が望ましいです。

主に接遇やサービスに関する項目を10~20個ほどにして、労力をかけないように注意します。

利用者へは、アンケート責任者を1名選任してヒアリングと代筆にて行いましょう。(認知症や障害などがあるため)

できるだけ数値化できるように評価のポイントに点数を付け長期間にわたって集計しましょう。

長期間集計する事により、サービスの向上が目に見えてわかり、職員のモチベーションを上げてくれます。

そして、アンケートの結果は、隠れた虐待や課題の発見につながります。

・職員をきちんと休息させましょう!

介護職員は専門的な知識と技術を持ったプロフェッショナルです。

しかし、それもまた人間ですし、どんな場面においても柔軟に対応し、冷静にかつ心に寄り添ったケアを実践できる人はごく少数でしょう。

認知症の方のBPSD(行動・心理症状)に本当に苦労します。

さらに人手不足と過重労働、長時間労働、ワンオペレーションなど問題は数知れません。

そんな疲弊した状況こそが、一番の問題であるのではないでしょうか。

大手企業では、休憩時間への配慮を怠りません。

なぜなら、良質な休憩こそが仕事の効率と質を上げてくれると知っているからです。

心と体をきちんと休める事は、介護にはとっても必要なことです。

まず、業務の合間に(概ね2時間に一回以上)10分程度の休憩時間を設けましょう。

業務が切迫しているのであれば、見直しを行います。

本当に必要なのか、手を抜いても問題にならないのか、そして休息のメリットの方が高い場合には、業務を省きましょう。

そこまでしても休憩を入れる価値はあります。

利用者は何を望んでいるのかを言えば、「やさしや」「思いやり」「気づき」「丁寧さ」です。

そして「笑顔」「楽しさ」「明るさ」を求めています。

それを介護者が表現できない状態では、サービスとして成り立ちません。

それなら、休憩をしたほうがメリットがあります。

そして、休みの日を大切にしましょう。

休みはきちんと休息するためのものなので、休日出勤はNGです。

心をリセットする機会でもありますので、職員配置が少ないからといって、休日出勤をお願いする施設は早急に改善が必要です。

超過勤務も日常的になっている場合も同様です。

もし残業するなら、休息時間もきちんと取り入れましょう。

さいごに

他にもたくさんの方法がありますので、ぜひ皆さんもネットで検索したり、アイデアを出し合って見ましょう。

介護職員も利用者も同じ人間です。

高齢者虐待を防ぐために、研修会やミーティングを沢山行っている施設もあるでしょう。

しかし、それは人間が置かれた環境にも大きな原因があります。(中には個人の問題もありますが)

何時間も倫理観の勉強をすることも大切ですが、行動を変えるための会議にしてみませんか?

介護を行うにあたって、利用者に寄り添うケア、需要と共感のあるケアをしていますが、そのテクニックを私たち介護する側にも向けてみてください。

「なぜ、虐待が起きるのか。」その背景をしっかりと確認し、受け入れることから、虐待防止は始まります。

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