認知症高齢者の介護に携わる職員の意識!新人教育と研修

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私の働いている特別養護老人ホームは、60名の高齢者が入所されていますが、9割以上は認知症の症状があります。

私は管理職の立場で新人研修や認知症研修、身体拘束の研修等も担当しています。

どこの施設でも認知症高齢者への処遇・接遇について問題があります。

また、介護の現場は、どこも人材不足と言われているように、私の施設も職員が不足しています。

職員不足だけでなく、年齢が高い職員が腰痛などの身体を痛めたり、女性の職場なので妊娠などもあり、その日の業務がやっと回るような状況です。

そのような状況もあり、職員は常にピリピリした状態で勤務しています。

認知症高齢者が徘徊したり、立ち上がりが頻回であれば、「どこ行くの」「座ってて」と職員は声を荒げています。

このような対応で、認知症高齢者が静かに元の場所で過ごすわけがありません。

余計に不穏になり、徘徊や立ち上がりが激しくなります。

そして、また職員は声を荒げる。

職員が声を荒げると、この悪循環が生まれるのです。

実際、介護施設において、認知症高齢者の周辺症状(BPSD)と呼ばれる言動を悪化させているほとんどの理由が職員の対応です。

私も忙しい時に徘徊や立ち上がり、何度も同じことを言われれば、イライラする事や「なんで」と思うことがあります。

よく新人研修で言うことは、「イライラする事や利用者から嫌なことを言われて「むかつく」と思うことは別に構わない」と言います。

介護 新人教育.jpg


「思う」ことは自由です。

それを利用者に伝えたり、強引な介護をしたりしなければ良いのです。

思うことを抑えてしまうと、ストレスはたまります。

介護をしている人は、「むかつく」「この人嫌い」なんて思ってはいけない、思ったら嫌な人だと思われると考えやすいです。

しかし、私たちは人間ですので、嫌いな人やイライラすることがあるのは当たり前です。

大切なことは、この「イライラした気持ち」「自分はこの利用者をあまり好きではない気持ち」を持っていることを自分自身で自覚して受け止めることです。

そして、どうして自分がイライラしたのか、どうして自分はこの利用者を好きではないのかを考えることが必要です。

「嫌いだから介護しない」「イライラしたから大きな声で利用者を注意する」では介護職員としての専門性に欠けます。

もし、気持ちを利用者にぶつけてしまったとしても、「あ、ぶつけてしまった」「自分が忙しくてイライラしていたのに、利用者にあたってしまった」と自分を客観的に見つめなおすことが大切です。

よく、「介護してます」と話すと「まあ、あんな大変な仕事しているなんて、偉いわ」という人が多いです。

しかし、介護職員だからといって他の職種の人と性格や人間性が大きく違うわけではありません。

「介護している人=やさしい人」というイメージがつきますが、そうではありません。

介護職員もイライラしたり、むかついたり、嫌いな人はいます。

ただ、介護の仕事を選ぶうえで、自分に起こった感情を自覚し受け止める力が必要となります。

この作業は、結構しんどいものがあります。

新人研修や認知症高齢者に間違った対応をした職員によく行うことがあります。

たとえば、何度も立ち上がりトイレに行くと言う利用者に「さっきも言ったでしょ」と強い口調で言ったとします。

その職員に「今の対応はどう思う」と聞きます。

職員は「言い方が悪かったです」
私「なんでそう言ったの」
職員「何度も立つしさっきもトイレに行ったから」
私「口調も強かったよね」
職員「今から別な人のオムツ交換に行かなければいけなくて、イライラしてしまいました」
私「そうだよね、そうゆうときってイライラするよね」「でも結果として、○○さんはトイレって立たなくなった?」
職員「なってないです」
というようなやり取りをします。

「その声かけはなに!」と一方的に指導するだけでは、何も解決になりません。

どうして職員がそのような対応をしたのか、職員の気持ちを理解し、職員自身にも自覚してもらう必要があります。

また、イライラして強い口調で話しても、何も解決していない事を気づかせてあげる事が重要です。

そして、どのような対応が良かったかを一緒に考えることが大切です。

介護は人と人が関わる仕事です。

そして、認知症高齢者にとって周囲の環境や人間は、とても大きな影響を及ぼします。

職員の声かけ一つで、笑顔で穏やかになったり、急に怒り出したり、落ち着かなくなったりします。

職員自身が自分が持つ感情をコントロールすることも、介護職として必要なスキルとなります。

そして、もう一つ忘れてはいけないのが、「相手がどう感じるか」です。

自分が思っている、感じていることと、相手が思うこと、感じ取ることは決して同じではありません。

よく、「私はこういうつもりで言ったのに、なんで怒ってるの?」「私は怒っているつもりはないのに怒ってるの、ごめん」と言われた経験はないでしょうか。

送り手と受け手は必ずしも同じ気持ちではないという事を念頭に置くことが必要です。

自分の言動が相手にどう伝わるか、どう伝わってしまったかを考えることも介護を担う人材にとって大切なことです。

認知症高齢者を介護する中で、職員は自分とよく向き合い、自分自身を知り、自分の感情をコントロールすることを意識することが大切です。

イライラしたり、ダメな対応をしてしまっても、次の介護をするときに、一度立ち止まり一呼吸置いて、「またイライラしている」「どうして」「業務に追われてる」「それは私自身のことであって、利用者は関係ない」「利用者はどうしたい?」「ちょっとまってて、じゃなくて『どうしましたか』って聞いてみよう」そういった自分の意識の変化で、自分自身も成長し、認知症高齢者の言動にも変化が現れます。

また、ストレスをため込んで介護をすると、虐待に繋がってしまうケースも少なくありません。

虐待の大きな要因は、ストレスです。

「座ってください」「座って」「座れ」と言葉が荒くなってきたら、要注意です。

命令系の声かけの次は、暴力になる傾向があります。

もちろん「座れ」の声かけも厳密に言えば虐待ですが、暴力に関しては、次の殺害に繋がる恐れがあるので、その他の虐待より注意する必要があります。

このような状態にならないようにしっかりと新人の間に研修をして教育する事が大切です。

最後に、「なぜ認知症高齢者は、ここで生活しているのか」冷静に考えてください。

1人では生活できず、援助が必要だから入所しているのです。

できない事が前提で入所されている事を忘れないでください。

今回は、ストレスと教育について記事にさせていただきました。

実際、施設の研修でも伝えている内容ですが、簡潔にまとめましたので、疑問や質問等はコメントをいただければ対応させていただきます。

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