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今回は現在の介護の問題点を取り上げ、今後どのように対応すれば良いのか皆さんにお伝えする事にしました。
このテーマは永遠の課題でもありますが、これをきっかけに介護の現状を再確認して頂ければ幸いです。
目次
【介護の社会化】
今から16年前の2000年にようやく国や社会が重い腰をあげ、介護保険法を施行しました。
介護など元来個人の生活範疇で軽視していた事が、人々の生活環境の変化と多様化により、近年社会問題として「介護の社会化」を呼びかけ国民に介護の大切さを促してきたのです
家庭では核家族化になっています。社会では人間関係のゆがみなど社会でも世代間の交流がなくなりました。
自分の生活基盤を築くのに必死で、心のゆとりやまわりへの心配りが持てなくなってきたのです。
その中で現在、現実には避けて通れない問題であり、どう向き合うのか考えないといけないのもの事実です。
【今の介護はどうなっているの】
現在、介護の環境としては大きく分けると家庭での在宅介護と医療機関や社会福祉法人等が運営している施設介護に分けられると思いますが、現在の介護を取り巻く環境は大きく変化してきているのが現状です。
高齢者の介護が問題になり、介護離職や老老介護、そしてさらに本来なら介護を受けなくてはならないような軽い認知症を患った人が介護するという、認認介護までが存在しているのです。
その為、介護をされる人、介護をする人という家族介護の限界と居住環境を見直すことが必要になっているのです。
介護は、個人の尊厳と基本的人権に基づいて、個人が社会で自分らしく生きていけること。
そして、個人が自らの最後を全うすることが大前提なはずが、もはや在宅での介護には限界を感じ、最後は医療機関や社会福祉法人等が運営する施設が終の棲家になっているのが現状なのです。
【はじめての介護職員は、どう向き合えば良いの】
初めて介護施設で仕事を始めた人は、先ず感じるのが戸惑いではないでしょうか。
学校で介護に対する勉強をして、いざ現場で仕事を始めるにあたり、何からやれば良いのか何をしなければいけないのか考える事が一杯で自分の介護に対する認識が先ず「こんなはずじゃあない」と思い知らさえることになるのです。
介護はある意味特殊な業種です。
人が人に提供するサービスでもある職業なので、ある程度の知識があっても実際の経験値がないと何も出来ないのが現状です。
介護というのは知識も大切な要素ではあるのは間違いないことですが、自分らしく心を通わせる介護される側と介護する側のコミュニケーションが一番大切なものなので、どれが誤りで正しいという答えの見えない職種でもあるのです。
人にはそれぞれ個性があり、好きなタイプ苦手のタイプもあるでしょう。
だからこそ、その人なりの介護というものを焦らずに自分らしく向き合うことが大切なのです。
【現状の介護施設はどうなっているの】
介護施設の現状は、正直これで良いのかと疑問を感じることだらけが実態です。
もちろん全ての介護施設に問題があるとは思いませんが、大半の介護施設には問題だらけと思っても間違いはないでしょう。
介護職員の待遇はもちろんですが、介護の本来の目的を軽視した施設の運営ありきの考え方が優先されているのが現状です。
施設が終の棲家になっているのが現状なのですが、施設が「終の棲家」であるなら、施設に入居している人の少なくても身体的・精神的・社会的な心許せる人との出逢いと安心できる環境を作ることが大切です。
介護の法整備システム運営の構築の遅れ、人材育成と教育・労働力に見合わない低賃金・慢性化とも思う人手不足など、施設運営側にも現在の法整備では、福祉介護問題に限界を感じてしまいます。
【今後、介護はどう考えれば良いのか】
日本は長寿国になり喜ばしい事ではある反面、超高齢化がその弊害も起きている事実を知る必要があるのです。
医療の進歩や技術のおかげで延命治療や措置が、この介護という問題にも拍車をかけているのです。
そして、その介護という問題が親から子供、孫までもの生活基盤にまで影響する社会問題になっている現状を考えると国をあげて取り組む大きな問題でもありますが、少なくても個人が自分の親兄弟親戚に至っては真剣に考え、良い介護の選択肢を見出さなければいけないのです。
その為にも、介護施設に自分の親戚親族を入居するのであれば、先ずはその介護施設を事前に下見をしたり、情報を収集しながらより良い「終の棲家」を提供する責任があるのです。
自分が良い環境と感じない場所へ自分の親戚親族を「お世話になろう」と考えますか。
現在の介護の現状では現状を受け入れなければなりません。少なくても個人が介護の現状を把握しながら、少しでも良い環境にと向き合う必要があるのです。
国が介護の重要性など向き合って動き出したのも数十年前である。
まだまだ、手探りの状態ではあるが、2025年問題として昨今大きく国民にその意識を促している問題ではありますが、この問題を個人がどう受け止めて備えるか。
明日は我が身の問題であるので、現状の実態を把握しながら真剣に考えて欲しいのです。
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