高齢者の皮膚トラブル!乾燥肌の痒みには保湿が有効です。

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年齢を重ねると、皮膚の乾燥が進みます。

高齢になると皮膚のバリア機能が低下するため乾燥を引き起こすのです。

乾燥した肌は痒みを伴うため、寝ている間に無意識に掻いてしまう人もいます。

背中やお腹に無数の引っ掻き傷ができている方も多くいることでしょう。

自力で体を動かすことが難しい時、「痒い、軟膏塗って」と夜中に繰り返し介護者を呼ぶ方も多いです。

痒みはストレスの原因です。

睡眠も阻害されます。

自分で掻くことができない場合は特にストレスになります。

痒みを軽減させられないことへのジレンマを感じ、何度も鳴るコールに頭を痛める介護者もストレスを感じます。

誰しも経験があることですが、掻くことによって一時的に気持ち良さを感じ、すっきりします。

しかし、痒みが軽減されたと感じた時には、すでに皮膚が傷ついている状態です。

理性が働いている人でも、時には思うまま掻いてしまい後悔することがあります。

判断がつかない認知症の方は我慢することなく掻きます。

「乾燥しているからクリームを塗ろう」と思ってはくれません。

また、普段から肌の保湿を心がける生活はしていないのが現状です。

自分で体を動かすことができない人はどうでしょう。

痒みの不快を口で訴えることができない方はどうでしょう。

不快は不穏の原因になります。

介護者はあれこれ悩むでしょう。

衣類のしわがないか、ベッドの環境は大丈夫か確認します。

オムツが汚れていないか確認します。

部屋の温度や湿度を確認します。

熱がないか、痛みがないかをアセスメントしていきます。

でも、どうですか?

湿疹があるなら別ですが、皮膚の痒みに焦点を当てたことはありますか?

意外に多いのが本当に高齢者の乾燥肌なのです。

日頃から皮膚の状態には敏感になることが大切です。

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ある症例を紹介します。

認知症のため意思疎通が難しい状態でした。

臀部の乾燥がオムツの不快と重なったのか、搔きむしりがひどくありました。

爪を短く手入れする、オムツ交換時にワセリンを塗布するを行っていました。

ある時から下痢が続いたため、あっという間に臀部は赤くただれました。

傷がない状態でも、便の付着は肌にとっての大敵です。

ただれた肌に便がつくことで、範囲もどんどん広がりました。

皮膚保護剤を用いて、下痢便が直接皮膚につかないようにしても、無意識に掻く状態が続き、なかなか改善しませんでした。

痒みや不快を言葉で訴えることができないため、深夜でも大きな声を上げる日々です。

腸の疾患もあったため、便通のコントロールも難しい方でした。

吸収の良いパッドを使用し、オムツ交換の頻度を増やしましたが、すぐには良くなりません。

より丁寧なケアで改善してきても、また搔くことで、ただれはすぐに悪化しました。

言葉で伝えても、伝わらないため、家族との話し合いの結果、手の抑制が始まりました。

痒みと自由にならない手のため、大声をあげる不穏状態が続きました。

夜も眠れないため表情が険しくなり、介護者が近づくだけで唸り声をあげていました。

掻くことができない状態のため、ケアによって皮膚の状態は少しずつ改善することができました。

しかし、多大なるストレスと抑制という介護者にとって不本意な状況を生み出したのです。

痒みを感じていることが分かった時点で、保湿を徹底して行えばよかったのです。

ここまでの悪化は乾燥だけが原因ではないですが、保湿の大切さを再確認したのは確かです。

皮膚科の医師や褥瘡ケアのスペシャリストは、いかに保湿が大切かをケアするスタッフに伝えているはずです。

保清だけでケアは終わっていませんか?

日常の生活の中や、お風呂あがりに保湿が出来る方は良いのですが、自力で行えない方は助けが必要です。

入浴後は皮膚から水分が蒸発するため、乾燥も進みます。

速やかに保湿剤を塗ることが大切です。

入浴日だけではなく、清拭の後、陰部洗浄の後にも必ず保湿が必要です。

保湿剤をつけることで、衣類や寝具の摩擦も軽減されます。

乾燥は痒みを引き起こすだけではありません。

皮膚の水分が失われていると、小さな力でも簡単に剥離してしまいます。

「スキンテア」という言葉を聞いたことはありませんか?

スキンテアは主に高齢者に起こる四肢の外傷性創傷です。

原因は摩擦やズレにあります。

薄皮一枚めくれている状態です。

体をきれいにするために行う清拭で、傷ができるのです。

介護者が軽く拭いたつもりでも表皮がめくれて出血することがあります。

ポタポタと床に垂れている血液で、車椅子の足台に引っ掛けた傷に気がつくこともあります。

健康な皮膚の方は擦り傷で済む程度の力でも、高齢者の乾燥した肌は広範囲の表皮がめくれてしまいます。

褥瘡予防は今では当たり前に行われていますが、スキンテアの予防はどうでしょうか。

全身の皮膚の観察、保清・保湿が基本です。

保湿をすることで摩擦の予防になります。

移動の介助時に、皮膚の露出がされている場合も要注意です。

褥瘡好発部位の観察、ケアに加えて、全身の皮膚のケアを取り入れることが大切です。

高齢者の皮膚は本当に脆弱です。

高価なクリームの必要はありません。

ドラックストアにあるボディクリームで大丈夫です。目に見えて乾燥していない状態でも塗りましょう。

必要のない傷やストレスによる不穏の予防にもつながるはずです。



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