介護施設での身体拘束や高齢者虐待。安全第一ではなく尊厳第一!

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最近、介護施設での身体拘束や高齢者虐待のニュースが、よく世間を賑わせています。

私は現在も特別老人ホームの施設に勤めているので、介護施設での高齢者虐待の問題について、夜勤をテーマとした内容でお伝えしたいと思います。

まず、1番高齢者虐待が起こりやすい時間帯は、何といっても夜間です。

なぜ夜間に高齢者虐待が起こりやすいかというと、人件費が払えない事や職員を確保できない人手不足から夜間に勤めている職員が少なくなっているのが理由の一つです。

また、最近はユニット型の施設が増えましたが、ユニット型では10人以上の利用者を1人で見るのが当たり前です。

1人という事は、そのスタッフが何をしていても、何も分からないという事です。

簡単に言ってしまうと、その1人が、やりたい放題出来てしまう。

という事になります。

実際、国が指定している人数はどれほどか気になりますよね。

厚生労働省からは利用者25人につき、1名以上配置となっています。
※詳しくは厚生労働省の資料を確認してください。

このような事から1人夜勤が当たり前となっているのです。

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ただ、そういう1人で、やりたい放題出来てしまうから高齢者虐待が起こってしまうとは、単純に思って欲しくはありません。

介護職を目指す方達は、高齢者の事を愛し、高齢者の為に働きたいと思っておられる方が、ほとんどですから、誰も高齢者の虐待をしたい人はいない。

という前提で考えて欲しいと思います。

では、なぜ高齢者虐待が、起こってしまうのでしょうか。

簡単に言ってしまうと、介護職員の心身の疲労が虐待という事件を起こしてしまっていると言えます。

まず夜勤の仕事の内容を知って欲しいと思います。

夜勤の仕事の内容としては、施設によって違いはありますが、薬のセット、夜間のご利用者の水分の準備、トイレ誘導や排泄介助、食事介助などがあります。

勤務形態も大きく分けると夕方の4時から次の日の9時ぐらいまで働く二交代の所と、夜の11時から朝の9時ぐらいまで働く三交代の所に分けられます。

どちらにしても、夜間というのは人が寝る時間帯にも関わらず、その時間帯に働かないといけないので体力的にも精神的にも大変な事なのです。

また、1人という緊張感の中で、ご利用者を転倒させてはいけないという緊張感もあります。

その中で、もしご利用者を転倒させてしまうと、次の日には事故報告書を提出し、事故検証を行う必要があります。

正直、事故を起こしたくない理由の一つは事故報告書の作成や検証にあります。

経験者はわかると思いますが、事故報告書や検証はとても時間がかかりストレスに繋がります。

利用者に怪我をさせたくない気持ちもあるのは当然ですが、「事故報告所を作成したくない」「検証したくない」という事で事故を予防しようと考える職員が多いです。

また、そんな事から事故を隠ぺいするスタッフもいるほどです。

それほど夜勤帯に働く職員は、凄いストレスの中で働いているのです。

また、その緊張感に加えて、熱が出ておられるご利用者など体調不良の方がいれば、看護師の指示のもとに、1時間おきや、30分おきに血圧や体温等を測り、何かあれば看護師に報告する事も必要になります。

高齢者施設ということもあり、夜勤帯に急な体調の変化から亡くなる方も少なくありません。

そういう精神的なストレスの中で、高齢者の虐待は起こってしまうのかもしれません。

統計上でもストレスが虐待の要因の上位となっています。

では、どうすれば高齢者虐待は、なくなるのでしょうか。

1番確実なのは、夜間帯の職員の数を増やす事ですが、経営的な観点から言って、それは難しいと考えます。

人材的にも経営的にも、それを実現してしまうと、施設の運営が成り立たないと思います。

本来であれば、それを実現する為に多くのお金を国からも助成金として払われるのが理想ですが、今の国の流れとしては少しでも介護の費用を削減しようという流れになっています。

では一体どのようにすれば良いのでしょうか。

やはりそこは、教育にかかっていると私は考えています。

自分がお世話しているご利用者一人ひとりを、自分の家族と思えるようにお世話できたら、このような高齢者虐待はなくなると思います。

その為には、目の前におられるご利用者と自分自身、そして自分の家族は、何一つ変わらず、同じ人間である。

という事を、事あるごとに伝え続ける教育の機会を各施設で作る必要があると思います。

そうする事で、少しずつかもしれませんが、この高齢者虐待はなくなっていくと思います。

そして、介護の仕事においても向き不向きというものはあります。

実際に介護の仕事をしてみて、この人には夜間帯に1人で介護をお願いするのは難しいなという職員には、どんなに人手不足で大変でも、1人っきりでの仕事になってしまう夜勤の仕事は任せないという勇気も必要になってくると思います。

そういう小さな積み重ねが、介護施設の高齢者虐待をなくす事に繋がると、私は考えています。

また、身体拘束に関しては、日中の時間帯に安全ベルトという名の元に、1人で動かれないように対応する事が、私の施設でもありました。

しかし、その問題も、ご利用者の尊厳を1番に考えるのであれば、してはいけない。

という事になり、ご利用者のご家族から了解を得て、安全第一ではなく、尊厳第一の許可を得て安全ベルトはしないようになりました。

なので、何がご利用者にとって1番大切なのかを、ご家族を交えて話す事も重要です。


最後になりますが、金銭的なストレスも介護職には大きくのしかかります。

世間的にも介護職の給料は少ないのが常識となっています。

もちろん介護職より給料の安い職業は他にも数多くあります。

しかし、これほどストレスのかかる仕事で、なおかつ給料の安い仕事は多くはありません。

私は介護が大好きで仕事自体に大きなストレスを感じたことがありませんが、給料の少ない事が大きなストレスとなっていました。

そこで、会社に許可を得て副業を行う事にしました。

現在は、副業と本業の収入差はなく、給料でのストレスは無くなりました。

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また、ボランティア活動も積極的に行えるようになりました。

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