介護施設における感染症(ノロウィルス)対策と対応!

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私は、検査会社に勤務しており介護施設の感染症対策に関する指導なども行っております。

今回は、その経験をもとにお話をさせていただきたいと思います。

①はじめに

施設内において、最も発生しやすい感染症がノロウィルスによる感染症です。

皆さんもすでに知識もあり対策を講じていると思いますが、それでも無くなる事がありません。

感染力も高いため院内感染が起きてしまえば大変な事態になります。

予防すると同時に、院内感染が起きた場合の対策まで考えておく必要があります。

②ノロウィルスとは

このウィルスの特徴は非常に感染力が強く、少量のウィルスを体内に取り込んだだけで発症する事です。

以前は生の牡蠣を食する事が最大の原因と言われていました。

しかし、このウィルスは空気感染(塵埃感染)も確認されています。

その為、明確な原因を特定することが非常に困難です。

症状は嘔吐、下痢に加えて発熱。嘔吐物からの空気感染(塵埃感染)を防ぐ事が院内感染を防ぐ非常に重要なポイントとなります。

③対策

1.従業員教育

ノロウィルスに関する正しい知識を得ることが大事です。

ハイレベルな知識は必要ありません。

どういう経路で感染するのか?感染した場合はどのような症状が現れるのか?この程度の知識で十分です。

自分が感染しないよう日々の生活に注意して暮らす事。

感染した人(自分含む)を見抜く事が院内感染を防ぐ最も有効な手段です。

人間は忘れる生き物です。その為、シーズンに入る前の9月ごろに社内でノロウィルスに関する勉強を開催する事をお勧めします。

お付き合いのある検査会社があると思いますから相談されると良いと思います。

私の勤める会社では年に一度施設を訪れて講習会を行っています。

保健所などでも講習会は開かれおります。
費用はかかりますが、その施設にあった対策について一緒になって話し合う事が出来き、得られるものは大きいと思います。

私が行う講習会は、はじめに知識に関する事をお話します。

その後、院内感染が起きた場合の対策を実務を交えてお話しています。

従業員参加型の講習会は一方通行の講習会には、なりませんから成果が得られます。

2.定期的な検査

ノロウィルスの検査価格は以前と比べてスピードも上がり安価になりました。

しかし、ウィルスは細菌のように培地で増殖させることができませんから、検便と比較するとまだまだ高額です。

関係者全員の検査を行うには多額の費用がかかります。

しかし、シーズンに一度は検査する事をお勧めします。

しかし、1点だけ覚えておいてほしい事があります。

ノロウィルスは非常に感染力が強く、発症までの時間が短い事も特徴としてあげられます。

私が検査用の便を採取したあと、ノロウィルスを体内に取り込んでしまったとします。

運悪くノロウィルスに感染したとしても検査は陰性の成績書発行されます。

検査成績書をみて安心せずに必ず自覚症状があれば病院にかかってください。

検査を受けて院生の成績書を手にしたからと安心していると足元をすくわれます。

3.施設の管理

よく、『不特定多数の方が触れる場所は定期的に消毒・殺菌をしましょう』といわれます。

定期的にとは?時間の感覚は?

もし、作業的に可能でしたらアルコールを使用して30分に一度拭き掃除をしてください。

ノロウィルスに大してアルコールは有効では有りませんが物理的に除去できます。

200ppm塩素で出来れば確実ですが、そんな事をしていたら施設の金属が腐食してしまいますから、現実的に無理です。

それ以前にそんなに小まめに消毒作業を行う時間がとれるのでしょうか?

場所と時間を決めて行う事が出来れば最高ですが、人手に余裕のある施設の方が少ないため現実的には非常に難しいと思います。

感染の危険性が高い場所を絞って徹底的に対応する方が良い結果が出る場合もあります。

この場合、トイレ、浴室、リネン室の3か所は外せません。

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4.院内で感染者が出た場合

まず、疑いのある患者は医師の判断を仰ぐことが大事です。

しかし、そんな時間が無い場面にも直面します。

施設利用者が急に嘔吐する事があります。

その嘔吐物から空気感染が始まるのです。

日ごろの施設管理も大切ですがこの突発的に発生した嘔吐物の処理はもっと大事です。

日ごろから嘔吐物処理キットを準備しておき、誰もが使用できる環境を整えておいてください。

嘔吐物処理キットは販売されていますが、コストもかかりますので自分で準備する事をお勧めします。

次亜塩素酸Na原液、希釈バケツ、ウエス、ビニル袋。これが最低限の内容です。

時間が勝負のため、希釈する際に正確な計量を行う事ができません。

バケツに水と次亜鉛素酸Naの希釈用の線をひいておくと便利です。

嘔吐物にウエスをかけてその上から希釈した次亜塩素酸Na用液をそっとかけます。

ウィルスは次亜塩素酸Naに接触した場合、すぐに死滅します。

5分ほど待って嘔吐物を掬いあげてビニル袋に入れてください。

使用したウエスもです。

その後、袋の中に次亜鉛素酸Na用液を入れてさらに殺菌します。

後は可燃物のゴミとして処理してください。

床が絨毯の場合は次亜素酸Naにより脱色されてしまいます。

次亜鉛素酸Na以外の薬剤も販売されていますが、脱色や金属への攻撃性を加味しても次亜塩素酸Naほど安価で効果のある薬剤はありませんからこちらをお勧めします。

部分的な絨毯の張替が必要になるかもしれませんが、院内感染発生による減益考えれば安価な気もします。
※絨毯の消毒にはアイロンも効果的となっています。

ノロウィルスは非常に厄介です。

冬以外にも感染者が報告されます。

実は生食しないので問題にならないだけで牡蠣以外の貝にも沢山含まれています。

いつ、誰が感染してもおかしくない状態です。

特に施設入居者のように体力的な弱者の場合は非常に厄介です。

ウィルスに関しては100%予防できる対策はありません。

そのため、実務に影響のない範囲で何をどこまで対策として講じる事が出来るかをしっかりと話し合ってください。

そうすることで100%に近い対策を講じることが可能となります。

今回は、ノロウィルス対策の基本的な考え方のみを紹介しましたが、具体的な対応例を知りたい方はコメントからお願いします。

このように最近では、インフルエンザやノロウイルスに効果があるといわれる商品が増えてきました。

どれだけ効果があるかはわかりませんが、何も対策をとらないよりは良いかと思います。

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