病院や施設における認知症と身体拘束!自宅へ退院できない3つの理由。

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私は病院で勤務している理学療法士です。

現在、医療の発展とともに高齢化社会となり、生命寿命が延びています。

しかし、健康で充実した生活を送れる健康寿命はどうでしょうか。

今や100歳まで当たり前のように生きておられる方もいる中、認知症になる方も少なくありません。

認知症は単に物忘れだけでなく、新しいことが覚えられない。

また、自身の状態や状況判断が出来なくなるといった状態になります。

私の勤務先でも認知症の方は大勢います。

その中で、「これは危険だからしないでくださいよー」や「何かあったら呼んでくださいねー」といった声掛けをよくします。

認知症の程度にもよりますが、それで言われたことを判断できる方はとても少ないように感じます。

それこそ、数分後には忘れている人やそもそも意味を理解していない方もいます。

また、一括りに認知症といっても、様々なタイプがあります。

「人の顔は覚えられるけど名前は覚えられない」

「文字で見ると覚えられるけど聞いただけでは覚えられない」

「昔のことは覚えているけど新しいことは覚えられない」

など様々な症状があります。

また、一見話していると普通ですが、評価や検査を行うと意外にも認知症であることも多々見られます。

病院では、認知症となると自宅に退院することが難しくなるケースが多いです。

その理由は大きく三つあります。

一つ目は、本人様自身の身体機能が把握できないため、自宅での転倒リスクに繋がるためです。

自身で身体機能を把握できており、状況判断が可能であれば、そのようなことは起こりません。

例えていうと、自分の祖父や祖母がふらつきながら歩ける状態で、人に手伝ってもらわないと一人では歩けないとします。

認知症が重度であれば、祖父や祖母自身がふらつくことを危険と判断しないために一人で歩いて転倒し、重大な病気(骨折や頭を打っての脳出血)に繋がることが考えられます。

そのため、自宅へ退院することが難しくなります。

二つ目は、家族様の負担の問題です。

もともと一人で住んでいる方も最近ではよく見られますが、家族様と一緒に住んでいれば大丈夫と感じる方も多いかもしれません。

しかし、よく考えてみてください。

祖父や祖母が歩くときに必ず誰かが介助しないといけない状態を朝起きて洗面台までの誘導、更衣の手伝い、トイレの手伝い、お風呂の手伝い...少し考えても手伝う場面が多いので負担は少なくないと思います。

また、トイレは夜間もあると考えれば、24時間体制で見ておかないといけません。

それが移動の度に本人が呼んでくれれば良いですが、一人で勝手に移動してしまうとなると、さらに負担は大きくなります。

また、一人で勝手に外に出てしまうと徘徊にも繋がってきます。

徘徊で多いケースは、自宅の位置が分からないようになることが多いです。

自身の身体機能を把握出来ない方や徘徊する方は、病院や施設では身体拘束を行うことが多いです。

病院や施設で車椅子に座っている方がベルトやテーブルをしていて、一人で立てないようになっているところを見たことがある方は想像が容易でしょう。

身体拘束とは、簡単に言うと「安全のための最小限の行動制限」です。

立つとこける人が勝手に立たないようにするためにしたりします。

しかし、それは最近では人権問題にもなってきています。

そのため、病院や施設では,「安全のために最低限、このような身体拘束をさせていただくことがありますが、よろしいでしょうか」といった同意書に基づいて行うことが多いです。

しかし、身体拘束をすることが当たり前になってきてしまっている現状もあります。

そのため、最近ではこの身体拘束の定義や良し悪しを主に看護部門が注目しているようです。


身体拘束については、こちらの記事を参考にしてください。

特別養護老人ホームの身体拘束とは!対策と対応


認知症になると様々な問題を抱えることが多く、悩むことも少なくありません。

その認知症にならないためにはどうすれば良いか...

まずは頭を使うことです。

特に男性は定年を迎え、自宅での生活になると急に頭を使うことが減ってしまうため、認知症につながるケースが多いです。

そのため、自宅内でもテレビを観ることや新聞を読むことはとても大切です。

また、屋外への外出も効果的です。

適度に歩くことは認知症以外の病気にも良いとされており、一日一万歩歩くと統計的に認知症になるリスクが少ないと言われています。

また、誰かと話すことでも脳の活性化に繋がるので、話し相手がいることも大切です。

特に近所で井戸端会議をされている高齢の女性も多く見られますが、そのような方々は概ね外出を適度にして他の人とも話しているため,認知症が重度の方は少ないです。

高齢になると身体の状態が悪くなったり、歩けない、立てないといったことも多いですが、認知症等の内面的なマイナス要素も多くあります。

予防として、適度にあたまを使うこと、適度な運動は無理の無い範囲で行って頂くことをお勧めします。


 

最後になりますが、認知症ケアのケアで有名な認知症介護実践者について記事を作成しました。

認知症に関わる人にとって必要となる知識をまとめましたので、参考にしてください。

 

認知症介護実践研修(実践者研修) 参考資料



 

 

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