介護現場の現状!なぜ認知症高齢者は重篤な症状で運ばれるのか!3つの対策

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私は特別養護老人ホームで働いた経験がある看護師です。

現在は救命救急センターにて勤務をしています。

ちなみに特別養護老人ホームに入居している高齢者の9割以上は認知症の診断を受けています。

これからの時代は人口の3人に1人が高齢者になるという時代がやってきます。

認知症高齢者への介護や看護、医療問題は、もう他人事ではないのです。

身近に迫ってきているリアルな問題であることを認識しなければなりません。

高齢者介護と一言で言っても、要支援から要介護まで状態があります。

重篤な人に至っては、老人ホーム内で医療を必要とする状況にあります。

病院の救急外来で処置にあたっていると、40度以上の高熱の高齢者、呼吸不全の高齢者、骨折の高齢者、肺炎の高齢者など、さまざま疾患で救急車で運ばれるケースが多くあります。

若い人であれば、あまり問題にならない疾患でも、高齢者は免疫が低下しており、簡単に重篤化してしまいます。

ですが、若い年齢の人と違い、自分で自分をケアすることは出来ないので、介護に頼らざるを得ない状況です。

なにが言いたいかというと、介護施設のケアによって、身体的症状の悪化をある程度、減らすことが出来るという事です。

高齢者は沢山の疾患を罹患しており、合併症も多くもっています。

薬剤に対する耐性も出来ており、薬剤を使用しても思った通りの効果が出ないことも多々あります。

臓器不全までに至ると、現状まで回復することは困難なのです。

なぜ認知症高齢者が、重篤な状態で運ばれるのでしょうか?

それは、ケアにも原因があることを、分かりやすく説明していきたいと思います。


①口腔ケア

高齢者施設では、介護スタッフが口腔ケアを行っています。

毎食後に行っている施設もあれば、出来る高齢者にはADLを保持するために自己整容を任せている施設もあります。

この部分に問題があります。起床時に口腔ケアを行っていると思いますが、高齢者は起床時にすぐに、私たちと同様に口腔内をうまく動かすことが出来ません。

口腔ケアを行う前に、口腔内をうまく動かすために、周囲の筋肉を動かしたり、口輪筋をマッサージするなどの口腔体操が必要です。

それから、しっかりと嗽をしてもらいます。

単純に口をゆすぐだけでもいいですが、複数回行って、口腔内の雑菌をしっかりと排出する必要があります。

この時に、まだうまく口腔内を動かすことが出来ない高齢者はむせ込んだり、誤嚥したりします。

水はカロリーがゼロの為、少量の水が肺炎にまでつながることは考えにくいので、この時点で利用者の咀嚼レベルを判定していく必要があります。

嗽が終わったら、口腔ケアに移ります。

歯磨き粉をつけて磨いていくのですが、表面だけでなく、奥歯、口腔内上部や舌、歯茎などを入念に磨いてい行きます。

歯周病を併発している患者は、歯を磨くと出血し、膿のような匂いを放ちます。

その場合は歯磨きを中断しようとする人が多いですが、継続して行ってください。

その臭い血は、膿を含んでいる為、ケアをしてあげなければなりません。

放置しておくと、歯槽膿漏になり、歯茎が下がり、歯が抜けます。

ここまでに行くまでの段階で、しっかりと予防をしておきましょう。

我々が磨いている時間よりも長くしっかり磨くことが大切です。

起床時の口腔内は雑菌の温床です。

そのまま食事をしたり、唾液が不顕性誤嚥につながると、菌が繁殖して肺炎に以降する可能性があります。

まずはしっかりと口腔ケアをしてあげることが肺炎予防にもつながり大切です。

②食事の摂取状態

食事の摂取状態で、時々せき込む利用者がいると思いますが、この利用者は要注意です。

咀嚼状況をみて、トロミやキザミなど、利用者が確実に嚥下できる状態の食事を提供する必要があります。

また、むせ込みがない状態だからと言って安心なわけではありません。

不顕性誤嚥といって、気管に垂れ込んでいるのですが、咳嗽反射(せき込み)が起きない、もしくは起きにくい利用者もいます。

判断がしにくいのですが、よく熱発する患者などはこの可能性があります。

食事時の咀嚼方法をしっかりと観察し、適切な食事を選択する必要があります。

また食事摂取状況も、細かく見ておく必要があります。

栄養が足りていないと免疫力も低下するので、食事量が低下しているならば、別の方法で栄養を補給できるような方法を検討しなければなりません。

「あの人は食が細いから」といって、そのままの状態をつづけると、胃炎や胃潰瘍、低栄養の原因となります。

人間は栄養がとれない状態が続くと、自己のたんぱく質を分解してエネルギーに変えようとします。

健康な人でもストレスで食事が摂取できない状況になると胃炎がおこるのはこれが原因である部分もあります。

高カロリーのゼリーや飲料も各医療メーカーから販売されているので、その利用者にあった、物を選択し栄養を保つ必要があります。

③手洗い

食事前後、排泄後、何かにつけてしっかりと手洗いをさせましょう。

オムツを着用しており、陰部に手を入れる高齢者や、せき込んだり痰を出して直接手で拭ったりする高齢者も沢山います。

手には雑菌が多く表在しており、しっかりと除菌しておく必要があります。

爪も短く整えておきましょう。体の部分を掻きむしり、皮膚が傷になりそこから感染する症例も多くいます。

簡単に3つの例を出しましたが、これだけでもしっかりやっておくと、重症疾患の予防につながります。

高齢者は様々な疾患をもっており、免疫力も低下しています。容易に症状が悪化しやすいので、より慎重なケアが必要です。

 

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