現在の地域包括ケアシステムの問題点!人材不足と医療と介護の壁

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今、世間的に言われている地域包括ケアシステムの構築についてですが、まず、国が思い描いてる方針と、実際の現場で行われている状況では大きな隔たりがあるということです。

地域の医療、介護、福祉、住民が一帯となり高齢者を支えて行く事を目的とし、地域包括ケアシステムを国は構築図ろうとしています。

その中で、まず問題となっているのが、介護度の高い方は介護事業者に、介護度の低い方は地域住民の見守で行う事です。

実際この方法がまとまれば素晴らしい事であり、昔のような日本の情景がある地域が構築されると思います。

隣近所が協力しあいながら、高齢者を敬い見守っていくこれ程素晴らしい事はないでしょう。

しかしながら、それが出来なくなったからこそ、介護保険法が成立されたのではないでしょうか?

本来であれば、自分の親の介護はその子供が見る事が当たり前でした。

それが、少子化で出来なくなり、高齢者を若い世代が支えきれなくなった為に介護保険法が成立され、介護事業所が色々と作られました。

確かに国家予算的に考えれば地域包括ケアシステムの構築は必要なのかもしれません。

しかし、現状はどうでしょう?

地域住民の方々も大半の世代が共働き世帯であり、自治会等に参加しているとはいえ、実際には日中は仕事に出ており地域高齢者の見守りなど、できる状況にありません。

そうなれば、介護度の低い高齢者の方々は見守りのない不安で危険な生活を過ごす事になっています。


次に、在宅医療の問題です。

実際のところ、看護師不足、医師不足が、ずっととりだたされています。

そんな中で訪問医療、訪問看護が円滑に行えるのでしょうか?

訪問医療、訪問看護はまず一人では行えません。

24時間体制で患者を見守る事が必要だからです。

その為には最低でもオンコール体制で5名以上の医者、看護師がそれぞれ必要であると考えます。

受け持つ患者が多ければ多いほど、医療従事者の数も必要となります。

現在の病院や診療所でも、医者や看護師不足が言われているなか訪問医療、訪問看護を行ってもらえる医者、看護師がどれだけ居るでしょうか?

厚生労働省は認定した医者や看護師の数で、在宅医療が安易に出来ると考えているのかもしれませんが、実際医師資格、看護師資格を持っていても、高齢、妊娠、傷病、子育て等様々な理由で世の中に出られない医療従事者もたくさんいます。

そんな中で、従事している医療従事者の健康や生活を守りながら、高齢者介護を行う事は国が考えるより非常に難しい問題です。

次に、医療と介護の壁についてです。

当然な事と言ってしまえばそうなのかもしれませんが、医療従事者は介護従事者を介護職員として見るのではなく、単に補助員として見ている事が多くあります。

昔から、病院で介護を行うものはヘルパーとして看護師の補助業務を行っていた経緯もあり、未だにその風習が残っています。

カンファレンスなどで、利用者の状態や内容を確認する際、介護職を全く相手にされない事が多々あります。

介護事業者側から言えば在宅復帰されるなかで、その方がどの程度の介護サービスが必要なのか?

どの程度の自立が出来ているのか?身体的に注意しなければならない点は何なのか?

本人、家族は何を求めているのか等、色々な情報が必要になります。

病院では治療すれば終わりなのかもしれません。

しかし、その利用者様、家族様は、入院前の生活とは内容が全く違う方も多くいらっしゃいます。

私も色々な医療機関の方々とカンファレンスを行ってきましたが、今まで主治医、担当看護師、栄養士、理学療法士、作業療法士、地域連携室全ての医療従事者が一人の患者の為にカンファレンスを行い、その患者の在宅生活を充実させるために何が必要なのか、何が問題なのか、意見交換を行った事は一度しかありません。

大半の医療機関のカンファレンスは地域連携室と看護師が出席し、介護事業者に医療の事はわからないだろう。

医療機関の受け皿となっていたらいい。のような事を言われるのが現状です。

これが、医療と介護の壁です。

最後に医療、介護に関わる報酬についてです。

医療、介護の報酬については2年毎に改訂が行われいます。

実際には、減算改訂が続いており、その改訂の影響で多くの介護事業者が廃業に追い込まれているのが現状です。

減算改訂を行われる度、介護事業者は新たにその改訂に合わせたサービスの提供を行っていますが、現場で働く介護職員の増える事が多くなり、利用者に接する時間が少なくなっているのが現状です。

また、改訂に伴い、利用者の利用回数の制限が出てきたり、利用者家族の負担が増えているのも現状です。

上記の内容が現在の地域包括ケアシステムの問題点でありますが、ここに記載し内容はごく一部の物です。

もっともっと問題は多く存在しています。

このような問題が多発しているなかで一番被害を受けているのは利用者様、家族様ではないでしょうか?

高齢者を敬う心、今の日本を作り上げて頂いた高齢者の方々に安心して、安全で生き甲斐のある世の中を作り上げてお返しさせて頂く事が、我々に課された指名なのではないでしょうか?

今一度介護保険法が成立された頃の原点に戻り、高齢者の為に充実した介護保険法に見直しを行う時期に来ていると考えます。

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