病院、施設で利用者を守るための対策の紹介!身体拘束

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はじめに

認知症は短期記憶障害や失認、失行、失語などの症状があり、「〇〇してね」と声を変えても忘れてしまったり、どうしたらいいのかわからなくなることがあります。

そういうった方々には、安全を守るため、さまざまな対策が病院や施設で行われています。

なので、お見舞いとかされた時にビックリされないように、現場で行われている安全を守る対策についてご紹介させていただきます。

身体拘束と高齢者虐待

最初にお伝えしておきますが、同意書の無い身体拘束は、高齢者虐待です。

しかし、同意書があったとしても、身体拘束をされている人には関係がないんです。
だって、どっちにしろ拘束されているんだから。

ベッド柵

まずは、ベッド柵についてです。

だいたい施設や病院に備わっているベッドには最大4つ柵がつけることができます。

現場の呼び方として、2点柵、2柵中央、3点柵、3点柵中央、壁付け3点柵、壁付け3点柵中央、4点柵、壁付け4点柵と言った種類があります。

2点柵は2つの柵の頭元に2つ、2点柵中央は真ん中に2つ柵をつけるといった形になります。

真ん中につけている方が寝返りなどで落ちてしまうことを防いでくれます。

また、これらの柵のつけ方に加えて、紐やバンドで柵を固定することがあります。

柵の数や配置については看護師、もしくは介護士が本人の状態を見て判断しています。

単に数を増やせばいいというものではありません。本数を増やすと拘束感が増し、怒ってしまう方も多くはないからです。

ちなみに完全にベッドを囲んでしまった場合には、ベッドから下りる事を抑制する為、身体拘束の該当となります。

つなぎ服(抑制帯)

次に、つなぎ服(抑制帯)です。

おしっこの管(膀胱留置カテーテル)や点滴、注入食などチューブ類がある方、かつ、それを気にして触ってしまったり、抜いてしまったりする方、もしくはおむつに排泄したものを不快感から手を入れて触ってしまい、不潔になってしまうことを防ぐ目的に使用します。

各施設や病院で使用しているつなぎ服は異なりますが、チャックが簡単には開閉できないようにロックされています。

こちらも行動を制限している為、身体拘束の該当となります。

ベッドサイドに機械が付いていることがあります。

センサーコール

病院ではナースコール、施設ではコールと呼ばれている人を呼ぶボタンがありますが、認知症で押せないという方にはいくつかのセンサーを付けて、人を呼ぶようなシステムがあります。

大まかに床センサー、ベッドセンサー、てんとう虫、ビームセンサーなどの種類があります。

床センサーは踏むとコールが鳴る仕組みです。

ベッドサイドや部屋の入り口に設置してあることが多いです。

ベッドセンサーは背中くらいのところのベッドのシーツの下に敷き込み、起き上がるとコールが鳴る仕組みです。

夜に一人で起き上がった時になるように使用することがあります。

てんとう虫というセンサーはてんとう虫の頭と体が磁石でくっついていてそれが外れるとコールが鳴る仕組みです。

てんとう虫の頭にはひもがついていて、その先を認知症の方に洗濯バサミやクリップでつけます。

つける位置としては服やズボン、布団などがありますが、自分で気になって外してしまう方には首のえりやズボンのゴムのところにつけるなど病院、施設によって工夫しています。

ビームセンサーは赤外線センサー、超音波センサーと呼んでいるところもあります。

センサーの前をなにかが通るとコールが鳴る仕組みです。

ベッドサイドに四角い機会が付いていたり、部屋の入り口に設置されていたりします。

てんとう虫だと外してしまう認知症の方に使われています。

センサー自体にそれぞれの特徴があり、患者さん、利用者さんの体の動き、行動パターン、特性などを考えてどうしたら良いのか病院や施設で話し合って決めています。

これらのセンサーは職員がずっと付いていられないために、コールしてもらえるように設置されています。
なので、誰かが見ていれば、センサーは必要ありません。

なので、お見舞いなど来られた際はその病院、施設の職員にお声かけください。

しかし、本人さんの元から離れる際やお帰りになる際はセンサーを入れなければなりませんのでスタッフへのお声掛けをお願いします。

ちなみにセンサーは身体拘束に該当しませんが、グレーゾーンや不適切ケアと呼ばれています。

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身体拘束

あとは身体抑です。

身体抑制には、先ほど説明したつなぎ服やミトン、四肢抑制、体幹ベルトなどがあります。

ミトンは手袋のようなもので手を覆い、チューブなどを引っ張れないようにする物です。

手首のところに取れないやうにボタンが付いています。

このミトンを長期にわたりつけていると拘縮といって手が固まり、物が掴めなくなってしまうことがあります。
お見舞いの際は外してもらって、ぐーぱーぐーぱーと運動させていただけると助かります。

体幹ベルトは車椅子に座っている時にシートベルトのように巻いてあるものです。

立ち上がってこけることを防ぐ目的があります。

また、似た言葉で体幹抑制というものがあります。

ベッドに体の体幹、つまり腰のあたりをベッドにひもやベルトなどで固定する方法です。

実際には精神科病棟などで使用されています。

四肢抑制は手首や足首にひもやベルトでベッドに固定する方法です。

どこの病棟でも行われることがある方法ですので、お見舞いに来て説明を受けていてもそんな患者さん、利用者さんを見るとショックになるのではと思います。

職員がいない時の安全確保のための方法です。

お見舞い中、面会中には外せないか、病院、施設の方に問い合わせてください。

最後に

私の知る病院、施設での対策は以上になります。

さまざまなことを安全確保のために行われており、それを見る家族さん、友人さんにはショックの多いものもあると思います。

この記事を読んでいただき、心の準備をする参考になれば幸いです。

病院では身体拘束が横行していますが、施設では身体拘束委員があり、身体拘束を無くす努力がなされています。
身体拘束を行う事でリスクは軽減しますが、人権を考えると私は無くすべきだと思っています。

今までに身体拘束についての対策や考え方などの記事も作成していますので、ぜひ参考にしてください。

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