2018年に起こった在宅介護の事件について!福祉の問題点

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在宅介護の事件内容

2018年も終わりに近づき、今年のことを振り返る機会も増えたのではないでしょうか。
今年の2月、痛ましい在宅介護の事件が起きたことを覚えていますか?

神奈川県に住む、野間口求さん(80)、百合子さん(77)が、自宅で亡くなっているのが発見されました。
夫の求さんは、二年前に認知症と診断されました。
その後、妻の百合子さんが在宅で介護をしていたのですが、小柄な百合子さんには、大変なことです。
子どももいましたが、疎遠になっており助けを得ることはできなかったそうです。
そのため、近くに住む女性が野間口さん夫婦を手助けしていたそうです。

その女性は、百合子さんの状態を見て、施設の利用を勧めたものの、百合子さんは「家のローンがまだあるから」と断ったそうです。
心身ともに疲れ切っていたであろう百合子さんは、求さんにこう言ったのを、女性は聞いていました。
「お父さん、一緒に死のうか」


2月下旬、近くに住む男性が野間口さん宅に電気がついていないことを不審に思い、警察に通報しました。
介護ベッドの上で首をしめられた跡のある求さんと、二階で百合子さんが首を吊って亡くなっていました。
リビングには、「ご迷惑をかけます」という、百合子さんの直筆のメモが置いてあったそうです。

警察庁発表の統計を見てみると、2016年に起きた「介護・看病疲れ」が原因で起きた殺人事件は、心中を含めて41件。
統計を取り始めた2007年以降、年間40~60件を行ったり来たりと、減る兆しはありません。

福祉に携わっている人は、この事件を聞いてどう感じたでしょうか。

福祉サービスの在り方

かつで福祉に携わっていた人間として、思う事がいくつかあります。

「なぜ公共のサービスに助けを求めなかったのか」ということについて考えてみたいと思います。

福祉に携わる人は、「お金がなくてもこんなサービスや支援を受けられる」と感じるでしょう。
介護をしている妻の百合子さんへの支援も思いつくことでしょう。
そして、
「なぜみんなこんなにも知らないのか」
「まだまだ理解が足りないな」
と、今の社会の問題について考えるでしょう。

一般の人が、受けられる支援を知らないのは、仕方のないことです。
なぜ私たちは、この事件を見て「なぜ?」と思うことが多いのか。
それは、私たちが福祉に携わる仕事をしているからです。
高校や大学で福祉を学んだ、仕事をしていて知識を身に着けた、そんな人たちは知っていて「当然」のことかもしれません。
でも、一般の人たちが知っているのは「当然」ではないんです。

ケアマネージャーや、病院のソーシャルワーカーや、地域包括支援センターや、活用できることはたくさんありますよね。
でも、それを知らないのも仕方のないことで、誰かが教えないと、その人は知らないことなんです。

小さい子供に勉強を教えるとき、「わかっているはずだから」と途中を飛ばして説明しても、分かりませんよね。
「わかっているはずだから」
そんな先入観は、福祉には通用しません。

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この夫婦が死なずに、よりよい生活を送れる方法を、福祉に携わる人たちは知っているでしょう。
だからこそ、悔しい思いをするでしょう。
私も、とても悔しい思いをしました。
そう思った私たちにできることは、今後こういったことを減らしていく努力ですよね。

また、野間口さん夫婦の子どもは疎遠になり、支援を受けることはできませんでした。
近年は少子高齢化、核家族化が進み、このようなケースも多く見受けられることでしょう。

これまでの日本は、旦那の親と同居して、子どもができて、と三世代で暮らす方が多かったかと思います。
公的に受けられるサービスも少なかったですし、家で介護するのが当たりまえ、という考えの人も多く居ます。
その時代に、両親などを介護してきた人たちが、近年介護を受ける側になってきています。
そのため、公的なサービスの存在を知らなかったり、様々な支援を行ってくれる人たちを知らないことがあるのです。

テレビや新聞、病院など、様々な支援を伝える媒体はたくさんあっても、「まだ大丈夫だから」と先延ばしにしている人も多いのではないでしょうか。
一般の人からしたら、そう思っても仕方ないことですよね。
でも、私たち福祉に携わる人たちがそれを見逃してはいけません。
社会の流れを、ときには変えなければいけないのです。

ますます、福祉職の「アウトリーチ」が重要になってくるでしょう。
ですが、そこまでする時間も、人数も足りないのが現状です。
見守りを徹底するとか、地域のつながりが大切だとか、国が言っているだけではどうしようもありません。
それを行うのにはいくつも問題があって、手に負えないのが現状です。
どうか政策や資格について、職場の労働環境などがいい方向へ変わり、福祉に携わる人が増えたらな、と思います。

今年ももう少しで終わり、平成も終わってしまいますね。
新しい年になり、新しい年号になり、新しい日本は何かが変わるのでしょうか。
少なくとも、福祉の問題を改善していくのは、福祉に携わる私たちです。

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