認知症を知る事で正しいケアを行う。認知症は病気では無く症状!

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認知症は病気ではなく症状

人間は、「知」「情」「意」の3つで暮らしています。

認知症はこの中の「知」が侵される症状です。

症状と表記したのは、「認知症」は「認知病」ではないからです。

よく認知症を病気だという人がいますが、認知症は病気では無く症状です。

また、「認知が悪化」「認知が進む」等、認知症の事を「認知」という人がいますが、間違った表現です。

認知症の記憶

認知症は短期の記憶が覚えられないことや、物や空間が認知できない症状がありますが、過去や感情は記憶されます。

特に感情に関しての記憶力は高いと言われています。そのため、嫌な思いをさせると介助拒否に繋がる事があります。

つまり過去に自分がどのような人間だったのかは記憶されています。

認知症は「その人らしさ」は残るのです。

認知症の行動

認知症の高齢者の行動は、私たちの常識を逸脱していることがありますが、認知症の高齢者にはそれが「当り前」なのです。

よく認知症の高齢者の行動を怒ったりする人がいますが、認知症の高齢者はなぜ怒られたのか理解できません。

それは自分が「当り前」のことをしているからです。

認知症の高齢者は怒られたことで不安を覚えます。

「自分は当たり前のことをしているのに何で怒るのだろう」と考え、怒った相手に対して不安を覚えるようになります。

そのうちその不安が大きくなり、感情のコントロールが出来なくなり、どんどん感情は落ちていってしまいます。

不安が大きくなると、異食、収集癖、徘徊などのBPSDが出てきます。

すると介助者は余計に起こってしまうので、悪循環が生まれます。

このBPSDというのは、昔は「問題行動」と言われていました。

しかし、現在は「問題行動」というのは介助者側の見方であって、本人はいたって普通の行動をしているということから「周辺症状」や「BPSD]と呼ぶようになりました。

認知症の進行と改善

そして認知症の症状は進むのです。

認知症は病気ではない。

心が少し休んでいるだけだと、認知症認定医が言っていました。

確かにその通りです。


認知症は心を戻せばいくらでも改善できると思っています。

しかし日本は昔から、「呆け」や「痴呆」という言葉で認知症を悪いものだと言ってきました。

私は介護福祉士として認知症と関わっている内に、その人らしさを前面に出すようにしてきました。

色々な言葉を回想して言葉にしてもらい、自分の言葉で話してもらえるように努力してきました。

たとえば、「『し』の付く言葉」というお題に、「しょうゆ」「しま」など色々な言葉が飛び交うようになってきた時には、涙が出るほど嬉しかったです。

認知症の高齢者が忘れてしまうことは仕方がないと思っています。

それが認知症の定めだと私は思っています。

それを受け入れることが出来た時は、認知症の高齢者を別の視点で見ることが出来、忘れているようで、自分に対して大事なことは覚えていることがあることもわかってきました。

認知症の高齢者が同じことを繰り返すと、どうしてもイライラすることがありますが、それは「個性」だと私は思っています。

イライラするのは認知症の高齢者を下に見ているからだと私は思います。

認知症ケアの問題とまとめ

介護の仕事の中で、認知症ケアは一番難しいケアです。

なぜなら結果が出にくいからです。

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介護自体も結果が出ないものでありますが、認知症はそれ以上に結果が出ないから、介護者は悩み迷うのです。

認知症の高齢者は「思い出」を持っています。

元気で働いていた時。元気に家事をしていた時など本人が一番元気だった時が一番輝いていた時なので、その時のことを話題にすれば、認知症の高齢者の顔は輝いて話を聞かせてくれます。

それを聞けるのは介護者だけです。

そこから認知症の高齢者がわかってきます。

では介護者は認知症の高齢者にどのように接すれば良いのでしょうか。

答えは「当り前に接する」ということです。

認知症になると、当たり前のことが出来なくなると考えられがちですが、それは過去歴でその人を考えているだけであって、今はどうなのかを考えれば、高齢者の当たり前が自然とわかってきます。

食後のテーブルを拭くことが自分で出来るなら、それが「今の当たり前」と考え、食後には必ずおこなってもらえば良いのです。

拭き方も雑かもしれませんが、それは言わずに見守って、「拭いてくれてありがとう」と一言言えば良いのです。

それだけで認知症の高齢者は、「人の役に立てた」と心が和み、嬉しくなります。

認知症の高齢者はどうしても孤独になりやすい傾向にあります。それは人とのふれあいが少なくなってきただけではなく、自分の役割や居場所がなくなってきたことを自覚してきているからです。

自分の居場所などがなくなったことで、どうしていいかわからなくなり、孤独になっていくからです。

以前の講演で、古い家で風呂炊きをしていたおじいさんが、家を改築して風呂炊きが必要なくなったことで、自分の仕事を失い、認知症の症状が出始めた時に、家族から「おじいさん、夕方の5時になったら、このボタンを押してお風呂を沸かしてね」と言われ、毎日夕方5時にお風呂のリモコンのボタン押しを日課にしたら、認知症の症状が改善したと聞かされました。

これは日課のなくなった高齢者の気持ちを改善したものですが、とても良いことだと感じました。

人は常に、「人の役に立ちたい」と思っています。

それは高齢者も同じです。

認知症は脳血管やアルツハイマーが言われますが、それよりも居場所を失い、孤独になったことで認知症を発症する方が大変ではないかと感じます。

高齢者にも出来ることがあるはずです。それを続けることが出来るようにサポートしていくことも大事ではないでしょうか。

よく、「最近物忘れをよくするけど、認知症だろうか」と言われますが、私は「昨夜の夕食の献立覚えてなくても、食べたことは覚えていますよね。だから認知症ではないですよ」と伝えます。

高齢者になると、物忘れを認知症と一緒にしてしまう人が多いですが、基本的に物忘れと認知症は違うということを教えてあげると、孤独になることは防げると思います。

認知症は防げる場合もあるので、これから勉強していきたいと思います。

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