経験者が語る在宅介護の流れ!認知症発症、デイサービス、老健施設入所と将来

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認知症介護の始まり

認知症の妻を介護して15年。

昨年の4月、妻は他界しました。

振り返ってみれば認知症を発症した妻との生活は今は懐かしく思い出されます。

発症した当時、未だ「認知症」という言葉はあまり広まっていなかったように思います。

当然、わが身の回りに何が起こったのかわかりませんでした。

時が過ぎ、「認知症」が騒がれるようになったこんにちでも、わが身の回りに認知症患者が表れたときは、慌てふためくと思います。

最初、車のキーがなくなったと騒いだのがそもそもの始まりだったように思います。

会社務めをしていた頃で、忙しかった私は『再度、新しいキーを取り換えるように』指示し、その場は過ぎました。

その後、車屋さんにお世話になったこと数回、今度は玄関の鍵がなくなったと騒ぎました。

不信を感じ始めたもののこの時点では未だ、大したことと思っていませんでした。

ところが『泥棒が入った』とかで警察介入・・・

この事件が決定的でした。

「認知症」という言葉はこの時初めて知りました。

この時より会社勤めもままならぬ生活が始まりました。

家族の会に救われる

「認知症の人と家族の会」の存在を知り、早速入会しました。

家族の会の存在は認知症家族にとって随分救われました。

認知症本人はもちろんのこと、家族にとっても随所で的確なアドバイスを受けられ、こころ安らぐことが多かったと思います。

未だ歩行が出来ましたので、夫婦して一日バス旅行、新年会、研修会と参加してリフレッシュできたことが懐かしく思い出されます。

女房のあり難さをしみじみ感じる。

それまで私にとって毎日3度の飯は呼吸するが如く、ごく当たり前のことでした。

認知症と判明しむしろ少し落ち着いてきました。(原因がわからないのが一番こたえる)

困ったことは3度の食事です。

最初のうちはまだ少し、妻の意識?が残っていたので何とかなりましたが、そのうち、料理がまったくできなくなりました。

安くて近い食堂を見つけて、通う日々が続きました。

そこは、バイキング方式でしたが、いったん椅子に座ったのち、皿を持って自分の好きなものを好きなだけ取ってくるんですが、私がいくら取るように促しても椅子から動きません。

認知症が進むと、選択できないということが分かってきて、その後は私の好みで皿をもりあげました。

料理を残すと店に悪いし、腹が満立ったのかどうか聞いてもハッキリしません。

残したものが、実は嫌いだったのか、又はその時食欲がなかったのかもしれません。

健康なうちに、好きな食べ物、食べ物に限らず、好き好みを把握している必要があるとおもいました。

デイサービスへ通い始める。

認知症が少し進んだ頃、近くの病院(かねてよりのホームドクター)のケアマネジャーがわが家に見えて、デイサービスを進められました。

当時女房の年齢は60歳だったように記憶しております。

65歳以下で発症した場合、「若年性認知症」というそうです。

わたしもまだ会社務めだったので、昼間一人にしておけないということで、デイサービスに行くようにお願いし、なんとかデイサービスに行くようになりました。

帰ってきて感想を聞くと以外にも「楽しかった、でも周りはみんな年寄りばかり・・・」という返事。

後に家族の会のメンバーにその話をするとデイサービスには最初はなかなか、行きたがらないそうです。

よっぽどデイサービスのスタッフの皆さんの対応が良かったものと感謝しています。

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介護人が入院&本人入所

8年ほどデイサービスに通ったころ、私が入院したのをきっかけにデイサービスから同系統の介護老人保健施設に入所しました。

半年間の入院後、退院してすぐ駆けつけました。

半年間会えなかった後、対面したわけですから、その時の感激は言い尽くせません。

その時はまだ確かに私の顔を覚えていてくれました。

歩行も自分の足でできました。

保健施設での思い出。

保健施設での思い出は何と言っても『介護人、看護人等スタッフの優しさ』に触れられたことです。

百人近くの認知症患者の世話を毎日やるのですから、それはもう言葉では言い表せないぐらいのものです。

認知症患者のわがままを,実に優しく対応してくれる。・・・

介護人(伴侶)にとっても安らぎの時間を過ごせる時でした。

認知症患者にとっても優しい時が流れていたことでしょう。

ユマニチュードの事がテレビ放映されたのもこの頃でした。

テレビを見てから、なるべく遠くから声を掛けながら近づく、車いすに座っている患者に対し正面に座り、目の高さを同じくして話しかける。・・・

なるほど、認知症患者にとっては視界が実に狭い(認知症講習会で疑似体験)

横から話しかけられてもキョトンとしている。

なぜなら,「視界に入っていないわけだから、認識できていない」ということが分かり、納得。

その他、ユマニチュードを通じて知り得たことはすべて実践、非常に役立ったと思います。

こちらの記事は以前私が作成したユマニチュードについての記事です。

ぜひ参考にしてください。

ユマニチュードを取り入れた認知症ケアの実践。


将来に向けて

今後は超高齢化にむけて、認知症患者が増えていくことが予想されます。

現に私は70歳に手の届く年齢になりました。

伴侶、祖母祖父、父母が認知症になる前に好きなもの、趣味、嫌いなもの等を把握しておいてください。

介護の時にきっと役立ちます。

又決して孤立しないこと、認知症になったことを隠さずに周りに助けを求める事。
(現在は認知症が多くなって認知症当たり前の時代ですが、当時はそうではなかった)

今後は高齢化がますます進み施設だけでは対応が不可の時を迎えます。

今こそコミュニティの力が試される時だと思います。

今後も「認知症」のことをどんどん取り上げて頂きますようお願い申し上げます。

ネットで広まることによって、認知症家族が生活しやすい環境ができることを願います。

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