認知症の妻を介護した夫が身体拘束について語る!考え方は理解できるが、ミトンは虐待

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妻の認知症介護

認知症の妻を介護した夫の立場から身体拘束について感じたことをのべます。

認知症の度合いが進行してきますと、自身の口から物を食べることができない状態に陥ることがあります。

嚥下が悪くなり,下手をすると「食物が肺に入って、肺炎を起こす」と老健施設の介護職員から説明を受けました。

朝食と昼食は施設のスタッフにお願いして夕食の時だけ私が施設に駆け付け、介護して食べさせるという状態が続いていました。

なるほど、他の利用者が食べ終わってテーブル上を片付けているのに、未だ妻は半分も食べてくれません。

昼勤と夜勤が交替して他の利用者がベッドにつく頃、ようやく「ご馳走さま…」です。

歯がゆさと夜勤者の人に申し訳ないという気持ち(後片付けができずに業務が遅れる)が段々募りました。

しまいにはスプーンを口にもっていっても全く口を開けてくれなくなりました。

胃ろう手術

「食事の楽しみがなくなっても,ほかに楽しみがあればいいや」という気持と「嚥下障害がなくなって肺炎のリスクが減る」と自分に言い聞かせ、何よりもこういう状態が続くと1か月ももたないという焦りから、胃瘻手術に踏み切りました。

施設から病院に移り、手術しました。

手術自体は1時間もかからなかったように思います。

其の後、半年ごとに胃瘻を交換する必要ありその都度、通院交換しました。

施術自体は30分位で終わりますが、待ち時間が結構かかり、車いすの妻にとっては苦痛だったと思います。

インフルエンザが流行している時期に重なりますと、病院の待合室に長時間待たせる訳にいきません。

介護人二人が行って一人は待合室で順番待ち、もう一人は車の中で、妻と時間を過ごすという案配です。

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身体拘束

手術後2日目に病院に行ってみますと、「ミトン」を両手にはめられ、苦しそうに手で空を切っている妻の姿を発見。

病院に身体拘束の訳を確認すると「胃瘻を引き抜くから」という返事。

両手の自由を奪われ、苦しかったと思います。

それから退院するまでの1週間、私がせめて病院で付き添う時間はミトンを外してやりました。(朝9時頃から夕方6時ごろまで)

夕方、病院を後にするとき、泣く泣くミトンをはめて帰りましたが、もがいている姿は今でも思い出すと胸が苦しくなります。

「ベッドに包帯で縛られる」という処まではいきませんでしたが、ミトンによる両手拘束は患者にとっては苦しい身体拘束の一種だと思います。

私も6年ほど前、お腹の手術をしたことがあります。

その時、胃瘻手術をした経験がありますが、その時知らず知らずのうちに手が胃瘻を抜くようになっていたと聞きます。(看護にあたっていた家族から聞きました)

人間は異物を感じるとそれを取り除こうとするものです。

「抜いたらダメ」と言い聞かせて理解できる患者ならいいですが、認知症の人にとってそれは無理なそうだんでしょう。

どうしても周りの介護人が見守るのが唯一の方法でしょう。

老健では身体拘束を行わない

つらかった1週間の入院生活もやっと終り、また前にお世話になっていた老健施設に再入所しました。

ミトンの話を施設にしましたが、当施設では「そういうことはやりません」ということでした。

実際、老健ではそういう類の拘束は見かけられませんでした。

病院側の言い分も理解できますし、施設の対処にも賛成できます。

もちろん認知症本人がどう感じたかはわからないわけですが、何らかの身体拘束を受けた認知症の人が許せる範囲のストレス(そういうことはないかもしれないが周りの人【信頼できる人】がやることだからしようがないと判断)でとどめることができるかどうかだと思います。

まとめ

身体拘束は確かに見た目では異常です。

認知症の人への虐待と思えるでしょう。

それでも拘束する側にとっては身体拘束やむなしと判断しなければならない状態があります。

要はそういう時点になったとき、認知症本人、周りの家族、施設のスタッフとの信頼関係が気づきあげられているかどうかだと思います。

身体拘束するスタッフが「ごめんね」と言いつつ、認知症本人が「あの人が言うことだから我慢するか」と辛抱し、周りの家族が「こういう状況ではしようがない、…ちゃん頑張ってね」と納得できる。

こういう身体拘束でありたいものです。

認知症の人と関わり合いを持てたことで(認知症の妻を持ったことで)世の中の事象が全て認知症に通じていることがわかりました。

例えば、家族の大切さ、コミュニュテイとのつながり、社会への貢献等、認知症の人を持たなければ、感じえなかった事が多々あります。

その中で他人への(自分以外への)思いやりが持てるようになったことは最大の収穫でしょう。

認知症の人と関わり合いがあった前と後を比較してみますと格段に人への思いやりが上がったと感じます。

日常の生活の中で、ふとしたことに思いを寄せる、今まで、心が動かなったことに敏感になる。

等様々な変化を感じます。

いい意味での変化を享受しつつ、今後の生活に役立たせるつもりです。

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