【アイヌ民族の考え方】認知症の高齢者を介護するということ

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デイサービスが嫌いな理由

私の祖母は今から7年前に亡くなりました。

祖母が亡くなった時の年齢は92歳です。

祖母を介護していたのは母と私と姉の3人ですが、私と姉は結婚して実家を出ていたので介護の中心は母でした。

祖母は亡くなる3年ほど前から、特別養護老人ホームのデイサービスとショートステイを利用していました。

でもデイサービスにも積極的に行きたがりませんでした。

その理由は

「家にいることが好き」

「家のご飯が一番美味しい」

「デイサービスでは大切に親切にしてもらえるけど、お風呂に入れてもらえるのは一番最後」

「デイサービスの送迎の車に乗ると車酔いをしてしまう」

という4つの理由からです。

家にいることが好きというのは好きな時間にコロンと寝転んだり、テレビを見たり、間食をしたりができるからです。

家のご飯が一番美味しいと祖母が感じるのは、実家が兼業農家をしていて自分の家の田んぼを叔父が借りて稲を育て収穫してくれていたからです。

祖母がデイサービスを利用した時、お風呂の順番が一番最後になってしまうのは、便が漏れてしまうことがあったからです。

母と私は「それならデイサービスの他の利用者さんに迷惑がかかってしまうから、お風呂に入るのが一番最後になっても仕方ない」と思っていましたが、祖母には便が漏れているという自覚がないので機嫌が悪くなってしまうのでした。

車酔いになってしまう原因は祖母自信に体力がないことと、祖母が車を降りるのが一番最後になってしまうからだと思います。

誰でも体調には波があるし、高齢になれば体力も落ちるので 、これは仕方がないことだったのだと思っています。

私は姉よりも実家の近くに住んでいるので母の愚痴を聞いたり、祖母の介護の手助けに行ける時に行っていました。

介護拒否

母は訪問ヘルパーさんに来てもらうことを考え、実家に1回来てもらったことがあるのですが、祖母が他人に家の中に入られることを嫌がり「もう、来なくていいよ。私は大丈夫だから」と断ってしまったのです。

高齢者は誰かの力を借りるということに対して「申しわけない」とか、「他人が家の中に入って来て、あれこれ世話を焼かれるのは嫌だなぁ」と思う気持ちが強いのかも知れないなと思いました。

祖母があまり気がすすまない状態でデイサービスやショートステイを利用させるのも申しわけなく思うから、できるだけ家で介護をする。

在宅介護に力を入れる

そう母が決めたので、私も土曜日か日曜日のどちらかに実家に行って、祖母を自宅のお風呂に入れてあげるようになりました。

私がTシャツと短パンで祖母の入浴を介助し、母が脱衣所で祖母の身体を拭き、私も一緒に着替えを手伝うことになりました。

祖母の認知症は軽度でしたが、その日によって波がありました。ひどい時には義兄のことも分からなくなりましたが、調子の良い時はちゃんと「○○ちゃん」と義兄の名前が分かるのです。

アイヌ民族の考え方

私は新聞記事の中で「認知症になっている人というのは、神様のもとにいくのが近づいている人」というアイヌ民族の考え方を読んだことがありました。

認知症になってしまうと話している内容が事実と違ったり、介護をしている人をイライラさせたり、傷つけたりしてしまうような言葉を言ってしまうこともあります。

私も、このアイヌ民族の考え方を知るまでは「おばあちゃん、性格が悪いなぁ」とか、「もう次の時には手伝いに来ないよ。もう、しばらく怒りがおさまるまでは合いたくない」と思うことが正直にいうとありました。

頭の中では「おばあちゃんが悪いんじゃない。認知症という老化現象が、そう言わせている。そんな態度をとらせているんだ」と分かっているのに、心は受け入れることができずにいるのです。

認知症になる前の祖母と、認知症になってからの祖母とを比べると、どうしても認知症になる前の祖母が本当の祖母だという気持ちが強くなってしまうのでした。

でも、アイヌ民族の考え方を新聞で読んだ時に「あぁ、祖母とは そんなに遠くない日にお別れしなくちゃならない時が必ず来るんだな。神様のもとにいくのが近づいているから、言動がおかしい時もあるんだな」と考えられるようになったのです。

過去と他人は変わらない。変えられるのは自分と未来だけ

祖母に対して おおらかな気持ちで受け入れられるようになり、心に波風が立たなくなっていくのを感じました。

母にも、このアイヌ民族の考え方を紹介したら「本当にそうかも知れないね」と言っていました。

介護を受ける側の人は自分を変えることができないのだから、介護をする側が どうしたら前向きにイライラせずに介護をすることができるかを考えることが大切なのだと思うのです。

母と私の祖母に対する接し方が変わっていくと、祖母にも少しずつ変化が感じられるようになりました。

笑顔が増え、「ありがとう」、「美味しいね」と言ってくれることが多くなったのです。

その時、私は以前ラジオの人生相談の中で聞いた「過去と他人は変わらない。変えられるのは自分と未来だけ」という言葉を思い出していました。

本当に、この言葉の通りだと思います。言葉や文字は、人の心を元気にしてくれます。私の経験したことが誰かの役に立ち、笑顔が増えることにつながるならば とても嬉しいです。

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