認知症高齢者の権利擁護と虐待防止について!問題と対策

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権利の行使

私たちには生まれた瞬間から当たり前にもっている「権利」というものがあります。

若いうちは特に意識せずに、いろいろなところで当たり前に行使している権利。

それは年を取って体が弱くなったり、認知症になって物事の判断が難しくなったりしていくと、当たり前に行使することが難しくなってくることがあります。

なぜ難しくなるのか。

それは生まれてから息絶えるまで、当たり前にもっている様々な権利が、その人の周りの無知により侵害されることが大いにあるからです。

老いは誰しもが通る通過点です。

権利擁護

自分が年老いた時に安心して権利を行使できる、そんな世の中にするために、若いうちから正しい知識を身につけて、権利擁護を実践していくことが重要となってきます。

そもそも「権利擁護」とはなんなのか。

今のところはっきりとした定義はないのですが、「自己の権利を表明することが困難な寝たきりの高齢者や、認知症(痴呆)の高齢者、障害者の権利擁護やニーズ表明を支援し代弁すること」(Weblio辞書)このあたりが一番しっくりくるようです。

どうやって権利を擁護していくのか。

まず一つは制度による権利擁護があげられます。

介護施設等で働いていらっしゃる方はご存じだと思いますが、施設の運営はそれぞれ法律のもとに成り立っています。

介護保険施設は介護保険法のなかに、その運営基準が定められています。

それは施設が最低限守るべき基準であり、利用者(入居者)が安心して暮らせる権利を守るために最低限必要なものが定められています。

運営する職員がその法律をきちんと遵守することが、まずは権利擁護の第一歩です。

そのため高齢者虐待防止法など、高齢者を虐待から守る法律もあります。

また、認知症などにより判断能力が著しく低下した人のために、成年後見制度や日常生活自立支援事業などの制度もあります。

それらを活用していくことも、制度による権利擁護につながります。

実際に高齢者の権利擁護の実践的なところはどうなのか、様々な側面から見ていきます。

まずは、そのフィールドです。

その高齢者を、地域で守るのか施設で守るのか、地域であるならばケアマネや地域包括支援センター、民生委員や町内会長、コミセン、交番など、様々な立場からその高齢者を守っていくことが重要です。

また、病院や施設内においては看護職員や介護職員、相談員やケアマネなどざまざまな職種が連携して権利擁護していく必要があります。

実際に介護施設内においてその職員が高齢者の権利を擁護するということは、どういうことでしょうか。

基本的にはその人の自立支援を促進していくことが権利擁護につながります。

その人が「したい」と思ったことのお手伝いをしていくことが、その方の安心して生きる権利につながります。

パターナリズム

パターナリズムという言葉があります。

それは介護施設においては職員の一方的な押し付け、独りよがりという風に訳すことができると思います。

私が以前勤めていた特養にもこんなことがありました。

日中、ベッドから離れて起きていること(離床)が、身体にいいという理由だけで、入居者を一日中車いすに乗せて起こしておく。

認知症が進んでいてものも言えない入居者たちはただ言われるがまま、されるがままに起こされていました。

車いす上で座りなおすこともできず、何時間も座り続けていることは、お尻への負担がかなりのものです。

できた褥瘡がなかなか治らない利用者も大勢いました。

これこそは権利侵害と考えられます。

職員の一歩的な思い込み、押し付けがその方を大いに苦しめることは明白です。

介護技術が進歩している今、そのようなことがないように願っています。

虐待防止

虐待防止に関しては、権利擁護の話の中で避けては通れない話題です。

特に施設という閉鎖的なところでは虐待が起こりやすい、事件になってニュースで取り上げられるのは皆さんも目にしていることでしょう。

私が若いころ、特養の先輩から聞いた話です。

あるベテランの職員がいて、いつも言うことを聞かない男性入居者がいました。

その職員が夜勤の時、いつもその人の居室から大声と「パシーン」と何かを叩くような音がする、そんな噂がちらほらと聞かれるようになったそうです。

最初は噂でしかなかったですが、時間が経つうちにその入居者の顔に内出血が見られた時がありました。

「これは虐待に間違いない」先輩はそう思ったそうです。

あのベテラン職員が入居者に手を挙げているんだ、そう確信したけどベテラン職員が怖すぎて直接言えない、仲間と話し合った結果上司に文書で訴えようという話になりました。

勇気を出して仲間たちとその現状を上司に訴えたのです。

しかし、その上司からもその上の長からも何も音沙汰なかったそうです。

結果的にいうともみ消された、施設の閉鎖的な雰囲気の中ではそういったことが起こりやすかったのではないかと思います。

そのようなことがないよう、施設はもっと地域に開かれオープンなところである必要があります。

ボランティアなど、外部の人の目が入ることで抑制になる。

入居者の安全が保たれる、そんな施設が今よりももっともっと増えていければと思います。

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