認知症と似ている疾患!高齢発症てんかんや甲状腺機能低下症

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認知症とよく似ている疾患はいくつかあります。

認知症を診断する際は、家族や周りの人の情報が決め手になることも多々あります。

頭から認知症と決めつけずに、状況をよく観察することや「おかしいな」と感じ始めた頃のことをよく思い出すことが大切です。

そして、認知症をよく似た症状をきたす疾患があるという事や、どのような点が違うのかを知っておくのと知らないのとでは、大きな差があります。

認知症と間違えられやすい疾患について、知識を備えておきましょう。

<高齢発症てんかん>

てんかんと聞くと小児の病気だというイメージがあるかもしれませんが、実は18歳未満のてんかん患者さんは17%くらいで、65歳以上の高齢者が44%を占めています。

意外にも、てんかんは高齢者にも多い疾患です。

てんかん

■どのような病気なのか?

てんかんは、脳の神経細胞が過剰に興奮して全身にその興奮が送られてしまう疾患です。

脳のアクセルとブレーキのバランスが壊れて、アクセル>ブレーキとなってしまうと考えると分かりやすいでしょう。

子どものてんかんでは痙攣が起こりますが、高齢発症てんかんでは初期症状としての痙攣が無いことが特徴です。

てんかんと聞くと、泡を吹いて倒れるというイメージを持つ人もまだまだ多いようですが、必ずしも意識を失って倒れる訳ではありません。

高齢者の場合は特に、一点をボーッと眺めている、問いかけても反応が無いなどの一時的な記憶障害が見られることが多く、倒れることは少ないです。

発作中の事は覚えていないので、ここが認知症と間違われることが多いのでしょう。

しかし、一時的な記憶障害で、これもてんかん発作です。この発作は30秒から3分くらいで治まります。

その他、急に口をモグモグ・ペチャペチャと動かしたり、手をモゾモゾさせる自動症も高齢発症てんかんの特徴的な症状です。

■見分けるポイント

・状態が良い時と悪い時の差が大きい
・記憶がない時とはっきりしている時が混在する
・意識が数分途切れることがある
・自動症がある

このような点が認知症とは異なるので、状況をよく観察することが大切です。

<慢性硬膜下血種>

治る認知症とも呼ばれているのが、慢性硬膜下血種です。

脳を覆っている硬い膜(硬膜)と脳の間に、ジワジワと血液が溜まってしまった状態です。

血種が脳を圧迫するので、物忘れや歩行障害や尿の失禁などの認知症を思わせえるような症状が現れます。

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■ここ1~2か月の間に、頭を打っていませんか?

慢性硬膜下血種なら、血種を取り除けば物忘れなどの症状は治ります。

認知症と決めつけずに、ここ1~2か月の間に転倒などして頭を打っていないかを思い出してみることが重要です。

ドアで頭をぶつけたとか、ちょっと自転車から転倒して頭を打ったけど別にそれほど痛くはなかった、などと言う些細なことでも慢性硬膜下血種に至ることがあるので、このようなエピソードがないかを思い出してみましょう。

また、本人に「頭を打っていませんか?」と聞いても、酔っぱらっていて覚えていないというケースも多々あります。

そういえば、酔っぱらって帰って来た時に服が凄く汚れていたとか、腕を少しケガをしていた等のエピソードから、頭も打っているのではないかと疑ってCTで調べたら、慢性硬膜下血腫が見つかったという例もあります。

硬膜下血腫は、若い人の場合は吐き気や頭痛などの症状が前面に出ることが多いのですが、高齢者の場合は頭痛や吐き気は少なく、はじめは無症状の事もあります。

しかし脳の圧迫が続くにつれて頭痛や半身まひや失語、意識低下や認知症のような症状が出て来るというのが典型例です。

また、強い眠気や歩きにくいなどを訴えるケースも少なくありません。

心当たりがある場合は、脳神経外科でMRIやCTなどの頭の検査をしてもらいましょう。

てんかん認知症

<甲状腺機能低下症>

甲状腺機能亢進症はバセドウ病などで時々耳にすることがあると思います。

女性シンガーの綾香さんや元ピンクレディーの増田恵子さんが患った疾患です。

新陳代謝が激しくなって、食べても食べても痩せて行く、甲状腺がある首の辺りが腫れてくる、目が大きくなる、脈が増える、極度の暑がりになる、下痢をするなどの症状があります。

甲状腺機能低下症はこれと逆の状態で、新陳代謝が低下して冬眠しているような状態になってしまう疾患です。

少ししか食べないのに太る、夏でも寒く感じて極度の寒がりになる、体温が低くなったり脈が遅くなる、便秘になる、などが主な症状です。

そして、冬眠中と同じような状態になるので、意欲が低下したり、疲れやすくなったり、眠気が強くて居眠りをすることも増えてきます。

物忘れが酷くなることも多いので、認知症と間違われていたというケースもあるのです。

甲状腺の疾患は圧倒的に女性に多いのですが、レディースドッグなどでも、甲状腺の検査は検査項目に入っていないことが多く、発見しにくい疾患の1つと言えます。

このように言うと、大掛かりな検査が必要なのかと思われそうですが、大掛かりな検査を受けなくても、調べることが可能です。

まずは、喉仏の下あたりで蝶々が羽を広げているかのように位置する甲状腺が腫れていないか触診します。

採血でTSHという甲状腺ホルモンの量を調べたり、TgAbやTPOAbという抗体の有無を調べることでも、甲状腺疾患が判明することがあります。

また、甲状腺を超音波(エコー)で映し出して検査をすることも可能です。

もしも、甲状腺機能低下症と診断されても、薬で不足している甲状腺ホルモンを補充すれば良くなります。

認知症のような症状も改善するので、見逃したくない疾患と言えるでしょう。

<まとめ>

認知症と間違いやすい疾患には、高齢発症てんかんや慢性硬膜下血種や甲状腺機能低下症があります。

いずれも薬物療法などで適切な治療を行えば、認知症のような症状は改善するので、見逃さないようにしたいものです。
介護職のスタッフは、ご自身でも書物などで調べて知識を蓄えておくと良いでしょう。

認知症と決めつけずに、よく観察することが大切です。

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