介護施設での疥癬対策!高齢者の感染症問題!研修資料

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疥癬

高齢者の介護施設で問題になる感染症に、疥癬と呼ばれるものがあります。

疥癬という言葉をはじめて耳にされた方も多いかと思います。

疥癬とは、ヒゼンダニによる感染症のことを言います。

疥癬がなぜ介護施設で問題になりやすいのかお伝えします。

疥癬を引き起こす環境

介護施設に入所される方は、高齢者が必然と多くなります。

高齢者の中には、施設入所中にだんだんと体力が低下し、ベッドに横になって過ごす時間が増えてきたり、または、寝たきりになってしまう方もいます。

そうした方のベッドを見てみると、体温により布団やマットレスが温められ、体から出る汗などの水分によって湿気が多くなります。

そうした環境を好む生物は多いのですが、その中のひとつがダニなのです。

ダニの中でも、ヒゼンダニと呼ばれるものが生息し、人間の皮下から入り込み悪さを始めるのです。

これが疥癬を引き起こします。

疥癬の発症

疥癬は、皮下に入り込み生息しますが、卵を産むこともあります。

生息している個人により違いはありますが、2週間から3週間ほどすると、かゆみ、発赤、皮膚が厚くなる、ボロボロと屑のように皮膚が落下する、などの症状が出てきます。

疥癬の発症です。

こうした症状は、頭を除く全身どこにでも表れます。

特に皮膚が柔らかい部位、手や足の指の間、腋の下、鼠径部などは好発部位になります。

いずれも体温による熱がこもり、湿度が高い部位です。

ダニは皮膚を移動し増殖しますから、感染する部位もだんだんと広がり、かゆみにより搔き続けると余計に皮膚の状態が悪化していきます。

疥癬の種類

疥癬のタイプには2つあります。通常型疥癬と角化型疥癬と呼ばれるものです。

通常型疥癬は、かゆみや発赤、落屑などは見られますが、体内に生息するダニの数はだいたい1000匹程度と言われています。

これに対して角化型疥癬は、ノルウェー疥癬とも言われますが、かゆみも強いうえ、皮膚が非常に分厚くなり、落屑も顕著になってきます。

このタイプの疥癬では、体内に100万匹から200万匹以上ものダニが生息します。

検査方法

疥癬を確定させる検査は、感染が疑われる部位の皮膚を採取します。

皮膚の表面のみからでは不十分で、しっかりと皮膚を針などで採取します。

やや侵襲性はありますが、いかにしっかりと採取出来るかが正確な検査につながりますが、一般に検出率は3割程度と言われています。

採取した皮膚片をスライドガラスに載せて、10%の水酸化カリウム液を垂らし、アルコールランプなどの火気を使い加熱させて皮膚を柔らかくします。

ここにカバーガラスを被せて、顕微鏡で隅々まで観察していきます。

疥癬に感染している場合には、ダニの成虫、虫卵、抜け殻を観察することが出来ます。

疥癬の治療方法

疥癬と診断された場合には、まず薬物治療を開始します。

代表的な薬剤が、ストロメクロールと呼ばれる虫を駆除する薬です。

これを経口投与します。

※体重14から24キロで1錠。25から35キロで2錠と感染者の体重によって与薬量が変わります。

また、これに加えて、オイラックスと呼ばれるクリームを皮膚に塗布する場合もあります。

1週間後に再度検査を実施したり、皮膚の状態を観察したりして治療効果を判定していきます。

検査で陰性化または治癒するまで経口投与を続けていきます。

1週間で治癒するケースもありますが、通常型疥癬では、2週間から1か月程度、角化型疥癬では治療が厄介な為、2か月から数か月かかるケースを、それぞれ多く見てきました。

感染対策

疥癬は感染症ですから、感染対策は重要です。

要点は、感染者のリネン類は別々に洗濯します。

加えて、洗濯前に50℃で10分以上お湯に浸して、ダニを死滅させることが必要です。

更に、タオルなどの他人と共用するリネン類については専用とします。

感染者は原則として治癒するまで隔離とします。

部屋については、毎日の清掃を徹底することが必要です。

ベッドのシーツや枕カバーはもちろんですが、落屑が顕著になりますので床にも落ちます。

それが空間上に舞い上がるなどのリスクがありますので、床やベッド下もしっかりと清掃することが重要です。

介護や処置にあたるスタッフの方は、ディスポーサブルの手袋、マスク、ガウンを着用します。

介護や処置後は手や腕を洗うこと、勤務で着用しているユニフォームも何日も着ている方もいらっしゃると思いますが、こまめに洗濯をするなどの励行が必要となってきます。

隔離解除になった場合、部屋の清掃、換気を行うこと、使用していたマットレス、布団、枕類は全て交換することが必須になります。

使い回しは、次に使用する入所者の方が感染するリスクが非常に高くなります。

疥癬は、適切な治療を行えば治癒する感染症ですが、放置すると治療期間が長引くだけでなく、他の入所者やスタッフへの二次感染のリスクが高くなっていきます。

この点をしっかり理解して、疑われる場合は皮膚科を早期に受診するなど、日頃から入所者の方の状態下や訴えに耳を傾けるなどの視点が大切です。

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