感染症対策で重要な迅速診断検査での検体採取の注意点!臨床検査


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[感染症対策]

これまで高齢者福祉施設における感染症対策をいくつかピックアップして提供してきました。

そこで必ず登場していたのが臨床検査です。

臨床検査は感染症対策で大変重要な位置を占めていますが、今回は迅速診断キットを使用する迅速診断検査と検体採取について、お伝えします。

これは、介護施設で勤務する看護師には最低限の知識として知っておいて頂きたい内容ですので、出来るだけ簡単に分かりやすくしています。

[迅速診断検査の現状]

現在、臨床検査部門で日常的に使える診断キットは、約150種類あると言われています(ウィルス・細菌・血中薬物検出などです)。

その中でも、ウィルス検出用の製品数は顕著な増加を示しています。

インフルエンザ・アデノウィルス用は、各20製品以上が様々なメーカーから発売されています。

特に、2つのウィルスを同時検出できる診断キットの発売が最近目立っています。

例えば、インフルエンザとRSウィルス、ノロウィルスとロタウィルスなどの組み合わせです。

大きなメリットとして、普通は2回検査になれば2回痛い思いをして検体を採ってもらう必要がありますが、同時検出キットを使えば、1回の採取で済みます。

患者さんは苦痛が少なくて済みます。

さらに、高感度インフルエンザ検査機器の開発と発売も始まっています。

数社から発売されています。

写真の現像技術を応用しています。

普通の診断キットは目視判定なので、あまりに薄すぎるラインは判定出来ません。

この検査機器は、勿論限界はありますが、目視判定できないレベルを判定できます。

従来の診断キットの弱点を補うものとして注目されています。

このような迅速診断検査ですが、特徴としては、検体の前処理(検体の遠心や分注など)が不要です。

特殊な検査機器や器具・設備が不要です。

操作ステップ数が少なく簡便で、判定までの時間が短く済みます(5~20分)。

検査キットが管理しやすいです(室温保存で可能です)。

正しく取り扱えば精度に優れ、患者さんの早期治療・二次感染防止の重要なツールとなって来ます。

使いやすく、精度に優れ、感染対策に重要な役割を果たす迅速検査ですが、そのためには1つのポイントがあります。

それは、正しい部位から検体が適切に採取出来ているかが、検出率・検査への信頼性の保証に繋がるということです。

[検体]

ここで、主役となる検体ですが、基本的な注意事項を列挙しておきます。

検体の乾燥を防ぐことです。

乾燥すると多くの微生物は死滅してしまいます。

検体保存は冷蔵保存が原則です。

検体は栄養豊富で培地の役割をしますので、室温保存は菌が増殖し検査結果を誤らせます。

ただし、室温保存が原則の検査もあるので注意が必要です。

搬送時の汚染・感染を防ぐことです。

検体搬送時は容器に入れ持ち運びます。

これは、職員の感染管理からも重要なことです。

[採取方法]

検体の採取の方法を簡単にお話します。

迅速診断検査で使用される検体は、鼻腔、咽頭、便からの採取が代表的ですので、この3つを簡単にお話します。

まず鼻腔採取です。

スワブを鼻孔から耳孔に向かって平行に挿入するイメージで採取します。

鼻腔内は上・中・下の鼻甲介に分かれていますが、検体採取は下鼻甲介からです。

上・中鼻甲介では意味がないので注意してください。

また、詰まりの無い方の鼻腔を優先して採取し、鼻汁が多いときは軽くかんで採取してください。

鼻腔採取が困難なときは鼻かみ液でも検査はできますが、検出率は5~15%低下してしまいます。

5%は大きいことを認識してください。

咽頭では、咽頭後壁からの採取を確認してください。

それ以外の部位からの採取では、ある検査では検出率が大幅に下がります。

特に、マイコプラズマいう細菌を検出する検査で検出率が大幅に低下すると指摘されています。

最後に、便採取です。

頻度の高いノロウィルス検査では、排泄便、直腸便、浣腸便が使えます。

ただし、その他の便検査では浣腸便はえない事が多いですので、注意してください。

遵守して欲しいのが、スワブに採る便の量です。

スワブ全体に便の色がしっかり付く程度に付着されていれば問題なく検査が可能ですが、付着しているかどうか分からない量では検査した場合、偽陰性となる可能性がありますので、十分な注意が必要です。

このように、検体採取には決まりがありますが、これを守らないとどのような影響が出るかについては、機会を改めてまとめて話題を提供します。

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