介護施設での感染症ラウンドの方法!チェックする場所は?

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ラウンドとは

医療機関では、毎週または月に1回の頻度で、院内感染対策チームが、院内の各部門を定期的に巡回しています。

その理由とは、感染対策をどの程度意識しているか、意識に基づいてどの程度実践出来ているかを確認し、感染の原因となる因子を除去し、事前に可能な限り防止することにあります。

これは、病院やクリニックだけでなく、介護施設についても言えることです。

皆さんの施設では、このラウンドを行っていらっしゃるでしょうか。

今回は、このラウンドについて、少し情報提供をします。

ラウンドにかかわる職員と巡回

医療機関では、医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、事務職員、各部門から1名、のメンバーで行われています。

介護施設では、職種はそう多くはないでしょうから、出来れば施設長レベルの役職の職員、看護師、介護士、その他の職員1名程度が関わって頂くと良いでしょう。

巡回ですが、出来れば毎週1回実施出来ればベストなのですが、業務の都合上、厳しいと思います。

従って、2週間に1回、少なくとも毎月1回巡回が出来る体制を作るのがベターです。

職員がなかなか集まれない時もあるかと思いますが、大切なのは、決まった時期に必ずラウンドを行うことにあります。

少ない職員でも構いませんので、必ず巡回をすることが重要です。

どこを巡回して行けば良いでしょうか。

巡回の対象は、施設内の全てのエリアを対象とします。

ご存知のように、施設内での感染は、決まりきったエリアで発生するものではありません。

感染を成立させる因子が揃えば、どのエリアでも発生してしまうものです。

職員の手指衛生をチェックする

まず、施設内で勤務している職員を数名ピックアップします。

誰でも結構です。

手洗いと手指消毒を実際にしてもらいます。

手洗い・手指衛生ともに、以下の点をチェックします。

① てのひら、手の甲、爪・指の間、親指・手の甲を、石けんと流水で30秒以上かけて洗えているか。

② ①と同じ要領で、アルコール消毒剤で乾くまでしっかりと擦りこめているか。

③ 水道の蛇口を、手洗いが終わったあとに素手で触らず、必ず肘やペーパータオルを使って触れられているか。

④ 携帯用の手指消毒剤を携行しているか。

以上の点が出来ていない場合には、実際に見本を見せてアドバイスを行います。

手指衛生に方法に関してはサラヤ株式会社の画像が参考になります。


出典:サラヤ株式会社

個人防護具をチェックする

個人防護具では、サージカルマスク、ディスポの手袋、ディスポのエプロンが正しく脱着出来ているかを、以下の点でチェックします。

① サージカルマスクは、表裏を正しく区別して着用できているか。

② マスクを着用した後、不用意に手で触れたりしていないか。

③ マスクを外す時、まず紐を外した後、マスクを折りたたんだりせず、紐を持ってそのままゴミ箱へ廃棄出来ているか。

④ マスクをあごや腕に付けて仕事をしていないか。

⑤ ディスポ手袋は外すときは、手袋の端(手首側)を持ち、表面が内側に入るように外しているか。

⑥ 手袋は、使用した用途に従い、一般廃棄物、感染性廃棄物に区別して廃棄出来ているか。

⑦ エプロンは、紐を引きちぎった後、下端を持ち表面が内側になるように外し、そのまま折りたたんで廃棄が出来ているか。

使用期限をチェックする

以下のものに、使用を開始した日または使用期限がしっかりと記載されているかをチェックします。

液体石けんは、使用期限、約2週間をめどにします。

キッチンハイターは、フタを開けて使用を開始した日を記載する。

効果は開栓後1か月程度で効果が弱まる、または無くなるので注意します。

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流しのチェック

流しは、ヌメリが発生しやすく、緑膿菌やレジオネラ菌が繁殖する好環境になります。

市販の台所洗剤で構いませんので、毎日1回必ず洗浄を行います。

また、流しが水浸しでなく、常に乾燥された状態になっていることも必要です。

スポンジは、2週間が交換の目安です。

使用を開始した日または交換をすべき日を記載します。

これは、施設内で統一した決まりを作成しておきます。

流しの周囲には、雑巾などが干されていることも多いですが、濡れたままでなく乾燥した状態か、汚れが目立つまで使用されていないかをチェックします。

空調と爪のチェック

見逃しがちなのが、エアコン、換気扇などの空調設備と職員の爪です。

特に、吹き出し口に埃が付着していないか、フィルターが汚れや埃で目詰まりしていないかをチェックします。

埃には様々な病原体の原因が付着し、空気中を舞い、私達が吸い込みます。

免疫力が弱っている高齢者には、思わぬ感染症の原因となりかねません。

また、職員の爪は、患者さんへの受傷を防止する意味もありますが、特に手洗い・手指衛生の際に、洗い残し・消毒のし残しを防止する重要な意味もあります。

この点もしっかりチェックします。

まとめ

以上の点を最低限含めたチェックリストを最後に施設で作成して活用してください。

自主評価欄と巡回職員の評価欄を設け、客観的に感染対策が実施されているかを評価出来るようにしておくことが必要です。

さらに、コメント欄を設け、巡回職員が気付いた点、改善点などを記載することで、施設全体での感染対策への意識を向上させる工夫もしていく事が重要です。

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