医薬品と相性の悪いサプリメントや健康食品!主治医に報告を!

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訪問介護や訪問看護に行ったお宅でサプリメントの袋や瓶を見つけたら、どのように対応しますか?

「これ、効くよねー」などと、うかつなことを言ってはダメです。

サプリメントは食品なので「効く」という表現は薬事法違反です。

苦い経験

私には、サプリメントにまつわる苦い経験があります。

10年前に父が脳出血で亡くなったのですが、救急搬送された病院で「もう20年以上脳外科医をやっていますが、こんなに広範囲な出血は初めてです」と医師に言われました。

父は血液をサラサラにして血栓を防ぐワルファリンという薬を飲んでいたので、そのせいもあるのかもしれませんが、適量を使っていたし、ここまで血が止まりにくくなって大きな脳出血になるというのは、ちょっと考えにくかったのです。

「何かサプリメントなど、処方された薬以外に飲んでいました?」と訊かれたのですが、その時は父がサプリメントを飲んでいたことなど、全然知りませんでした。

しかし、父が無くなって数週間が経ったときに家の片づけをしていたら、「イチョウ葉エキス」が出て来ました。

医薬品と相性の悪いサプリメント・健康食品も沢山あります。訪問介護先でサプリメントを見つけたら・・・

イチョウ葉エキス

商品の袋を見ると、認知症に良いと言うようなことが書かれていました。

しかし、イチョウ葉エキスは手術前には必ず中止するサプリメントの1つです。

イチョウ葉エキスには、出血傾向を高めるリスクがあるからです。いわゆる、血液をサラサラにするサプリの1つです。

「ああー、ワルファリンを飲んでいるのにイチョウ葉エキスなんて使っていたから、出血が止まらなくなって・・・物凄いことになってしまったのだな」と納得できたし、サプリメントを勝手に使うことの怖さを思い知りました。

父がサプリメントを医師には内緒で勝手に使っていることを知っていたら、すぐに止めさせたのに・・・と悔しかったです。

手術前に中止するサプリメントも

私が8年前に子宮筋腫で手術を受けた時、手術前に薬剤師さんからも麻酔科医からも主治医からも「サプリメントや健康食品は何か使っていませんか?」と聞かれました。

麻酔科医からは「アロエなども使っていませんか?」とさらに念を押して訊かれました。

手術や医薬品に影響を及ぼすサプリメントや健康食品が、沢山あるからです。

<出血傾向を高める可能性があるサプリメント>

イチョウ葉エキス(ギンコと言うネーミングになっていることも)、ノコギリヤシ、ニンニク、アロエ、EPA、ドンクアイ(当帰)、ナットウキナーゼなどがあげられます。

<血圧上昇作用がある>

麻黄(エフェドラと呼ばれることも)、甘草(リコリス)

<麻酔の効果が高まるリスクがある>

セントジョーズワート(西洋オトギリソウ)、バレリアナ、メラトニン、カヴァ(カバカバ)

<ステロイドの効果が減弱する>

セントジョーンズワート(西洋オトギリソウ)

<ワルファリンの効果が減弱>

ビタミンK、青汁、クロレラ

<ジキタリスの効果が増強>

ビタミンD、カルシウム

<鉄と相性が悪い医薬品>

鉄は、ビスホスホネート製剤(骨粗鬆症の治療薬)やテトラサイクリン系抗菌薬の効果を減弱させる

<コエンザイムQ10 (coQ10やユビキノンと呼ばれていることも)>

コエンザイムQ10は、降圧薬や糖尿病治療薬の効果を増強させる

<マグネシウム>

マグネシウムは、テトラサイクリン系抗菌薬やビスホスホネート製剤の作用を減弱させる

<カルシウム>

カルシウムは、ビスホスホネート製剤、テトラサイクリン系抗菌薬、ニューキノロン系抗菌薬の作用を減弱させる

サプリメントと薬

3年間で1836件の入院例

サプリメントは医薬品ではなく、食品扱いになります。

そのため、誰が製造しても問題はありません。

そして、誰が販売してもOKです。

動物実験なども必要ありません。

トマトやイチゴを作って販売するのと同様に、サプリメントは誰でも簡単に製造販売が可能です。

2013年6月4日付の朝日新聞の朝刊には次のような記事がありました。

~~FDA(食品医薬品局)に2008年から2011年の間に報告されたサプリメントの健康被害は6307件、そのうち入院は1836件、死亡例が92件もある~~

しかし、これは氷山の一角だと言われています。

サプリメントを使ったこととの因果関係を証明するのが大変なので、報告までに至っていないケースもたくさんあると思われます。

また、「アピタル」に2015年12月13日に掲載された記事では、次のような記載もありました。

~~ダイエットサプリ31製品中16製品から、下剤成分であるビサコジルや気管支炎の治療薬の成分であるジプロフィリンが見つかっています。

さらには、49製品中9製品から強い発がん性があるフェノールフタレインも見つかっています。~~

コンドロイチン、ヒアルロン酸

これらは誰もが知っているサプリメントでしょう。

しかし、2013年に九州地方の大学病院の内科医の論文報告では、これらが原因と思われる間質性肺炎の例が報告がされています。

~~70歳代の女性がこれらのサプリメントを使用し、2週間ほどした頃から咳が出始めた、しかし使用を中止することなく使い続けて4か月後に呼吸困難を来して入院した。

サプリメントが怪しいと疑い、中止したところ速やかに自然完解した~~となっています。

売り上げは2兆円

日本人の約5千万人以上がサプリメントを使っているそうです。

特に60歳代~70歳代の使用者が半数以上を占めています。

医師からエパデール(EPA)を処方されているのに、EPA・DHAのサプリメントを使っているケースもしばしば見られます。

サプリメントの売上額は今や2兆円に達するそうです。

(2016年11月12日付 大阪日日新聞より)

中身の入っていないカプセル

私の友達で、デパートにサプリメント&健康食品売り場でバイト経験がある栄養士がいます。

彼女が言うには、サプリメントや健康食品の利益率は約8割で、クロレラ1か月分の原価は200円ほどだそうです。

それを何千円や何万円という価格で販売しているのです。

そして驚くことに、カプセルだけで中身は何も入っていないという商品も多分あると思う、と語っていました。

サプリメントを床に落として靴で踏んでしまったことがあって、拾って中を見たけど、カプセルの中からは何も出てこなかったそうです。

普通はカプルの中には粉状のものが入っていますよね・・・・

彼女は「こんなインチキの片棒を担ぐのは嫌だ・・・(涙)」と思い、すぐにバイトを止めたのですが、彼女が関わった会社の商品の中には、かなりいい加減な商品が多々あったようです。

私はこのサイトで調べています

サプリメントに関することは、国立研究開発法人の「健康食品の有効性・安全性情報」というサイトで調べています。

私の知り合いの医師も、このサイトで調べるそうです。

主治医は知っているのか?

看護師や介護士の中にも、何万円と言う価格のサプリメントを使っている人は少なくないようです。

そのせいなのか、患者さんや利用者・入居者がサプリメントを使っていても何も思わない人もいます。

しかし、医薬品と相性の悪いものも沢山あるので、必ず、サプリメントを使っていることを主治医は知っているかどうかを確認することや、主治医に報告する必要があります。

また中には、そこそこの収入はあるはずなのに「貧乏だ」「お金がない」が口癖のようになっている患者さんがいました。

靴もボロボロの物を履いているし、服装や髪も如何にも貧乏な感じです。

しかし話をよくよく聞いてみると、サプリメントに1か月7万円以上も、つぎ込んでいたという話もあります。

「体に良い」と思ってやっていることでも、意外な落とし穴が潜んでいることもあります。

数日前にも、「タンポポ茶が新型コロナウイルスに効く」と宣伝した、大阪市内の薬局が家宅捜査されています。

この記事を読んでいる人の中に、まさか騙された人はいないとは思いますが、こういった例が後を絶たないのです。

せめて、サプリメントと相性の良くない医薬品に関しては把握しておきたいものです。

ちなみに、サプリメントは食品なので、錠剤やカプセルの場合は医薬品を思い浮かばせる「飲む」という表現ではなく「使う」や「召し上がる」と言って販売しないとダメです。

薬だと勘違いさせてしまうような表現は、薬事法で禁止されています。

「効く」や「治る」も、明らかに薬事法違反です。

もしもこのような言葉を使ってサプリメントや健康食品を販売している店員がいたら、その時点で問題有りの言動をしていることになります。

(参考にした書物:日経ヘルス「サプリメント事典」)

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