認知症高齢者との日常会話と対応ポイント!種類別症状の解説

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認知症

介護職といえば、大変だという方が多いご時世です。

もちろん、大変なことの方が多いです。

認知症といえば、高齢者だけだと思っていませんか?

現在はそんな事ないんです。

若年性アルツハイマーや脳梗塞の後遺症から認知症を発症してしまう人も多いのです。

認知症を専門としてやっている少人数対象の施設をグループホームと言います。

最近でグループホームも増えていますが、どこの施設にも認知症の方は多いです。

あたしが実際に認知症の方と起こった日常会話を紹介させていただきます。

※ここでは認知症の方を愛称としてにこちゃんと呼びます。

認知症高齢者との会話

認知症高齢者との会話①

にこ「あい!今日はご飯作るの忘れていたね!今から作るから、あんたはちょっと休んどいてね〜!」

私 「にこちゃん。ご飯はさっきあたしが作ったよ〜?」

にこ「あれはお昼でしょう?あたしは夕ご飯を作るのよ?」

私 「いまの時間何時かな〜?20時やろ?夕方に飲むお薬もさっき飲んでいたよ〜?」

にこ「あんた嘘つきだね!ご飯あげないつもりでしょう!!」

私 「そうじゃないよ〜、お腹すいてるの??」

こんな風な会話です。

一見かわいい会話に見えますよね。

でもこのような会話を毎日、食事を終えた30分後には毎日繰り返しされるのです。

認知症の症状のひとつですが、やはり毎回同じように説明をしなきゃいけない私達も心苦しくなります。

時にはオタマを持ったにこちゃんに怒鳴られる事もあるのです。

認知症高齢者との会話②

もう1つ、にこちゃんとのエピソードをご紹介させていただきます。

にこ「あい!こんなところに水溜まりがあるよ!雨漏りなのかな?」

私「(各居室の見回りをしていた時)あれ?にこちゃんの部屋から物音するなあ。なにかな?」

にこ「お姉ちゃん!どっかから雨漏りしているよ!」

私「どこからもしてないけど、どうしたの?」

にこ「だって、あたしのベッドの上濡れているんだよ」

私「(ズボンもベッドも濡れている状態)あらあら、ほんとだね〜。このままじゃ風邪ひくからにこちゃん、お着替えしませんか??」

にこ「そうだね!!着替えある?」

私「ありますよ!どうぞ(着替えを渡す)」

にこ「(自分で脱ぐ)どんなって着たらいいんだったかね?」

私「肌着と上着は頭から通しますね。(着替えを手伝う)」

皆さん。

ここで出てくる【水溜まり】がなんの事かわかりますか??

正解は、にこちゃんが失禁(お漏らし)をしてしまいシーツがびしょびしょになっていたことなのです。

正確には水溜まり程のおしっこの量ではありませんでしたが、急にズボンの下が濡れていたから、にこちゃんはビックリしてしまったようです。

そして、お話の後半に出てきた着替えの方法を忘れてしまったことも認知症の症状のひとつと言えます。

にこちゃんは頭を通した後はなんとなく思い出せるようですが、中には全く覚えていない方もいらっしゃいます。

認知症の方の記憶は不思議なことばかりです。

記憶の一部がすっぽりと無くなっている状態なので、しょうがない事だと思いますが覚えている時もあれば、急に忘れてしまうこともあるそんな症状なのです。

そんな方たちと一緒に私たちは日々過ごしています。

ある方は、骨折してしまった記憶を忘れ、ベッドから自力で降りてきて這いつくばっていたり、ある方は私を見て娘さんと間違えてしまったりと笑えることから、ビックリしてしまうこともあります。

認知症の種類

徘徊

また、認知症が進んでいる方と言ってもADL(日常生活動作)、いわゆる身体機能が落ちている方達だけが患うわけでもありません。

よく聞きませんか??

田舎に住んでいるおじいちゃんが、自転車をこいで散歩をしていたらお家の場所がわからなくなってしまった。

迷子になってしまった。

というお話。

全てが認知症のせいと言う訳では無いですが、その頻度が多くなる方が認知症を疑われ、病院に来られることもあります。

その行動を徘徊というのです。

認知症の種類

では、この辺りで認知症の種類について説明していきます。

認知症は大きくわけて3つの種類に分類されます。

・アルツハイマー型認知症

認知症患者さんの中で1番に多い認知症です。脳の中に特殊なたんぱく質が溜まり、そのせいで認知症が発症してしまうケースです。

症状として多いのは短期記憶が思い出せないことです。

昨日や最近のことは思い出せないのに昔の記憶や知識などは覚えていることが多いです。

冒頭で話したにこちゃんもこちらに該当します。

・レビー小体型認知症

アルツハイマー型認知症の次に多い認知症で名前にもあるレビー小体という特殊な物質が脳の神経細胞にできることが原因で認知症が発症してしまうケースです。

症状として多いのは幻覚や見間違いが増えたりすること。

また、この認知症を発症すると8割くらいの方がパーキンソン病も発症してしまいます。

パーキンソン病は無表情になったり、筋肉がこわばり足がすぐに出せなくなったり、転倒転落が多くなってしまう症状がよく見受けられます。

・脳血管性認知症

脳血管疾患(脳梗塞や脳出血など)が原因となり認知症の症状が発症してしまうケースです。

症状としては大体の方が身体のどこかに麻痺ができ麻痺ができてしまう場所により言語障害(言葉が出ずらくなったり)や、感情失禁(急に笑ったり急に怒ったり)、嚥下障害(飲み込みが悪くなること)などが多いです。

認知症の特効薬と言われるような薬は現在も見つかっていません。

ですが、アルツハイマーやレビー小体などの認知症の治療として特殊なたんぱく質の蓄積を抑える薬や分解・除去をする薬が開発されて、使われています。

脳血管性認知症には血管障害を治療する薬が主に使われています。

ですが、どの薬も症状を抑えたり、遅らせたりする薬が多く治癒するための薬の開発は難しいようです。

認知症

認知症の対応ポイント

・怒らない、否定しない

誰でも、怒られたり否定されるのはい嫌ですよね。

できるだけ、しっかり話を傾聴して相手が何がしたかったのか、意思をしっかりと受け止めてあげましょう。

・目線を合わせる

車椅子に座られている方も多くいます。

そのような方たちを上から見下ろしてはいけません。

その状態では誰も話を聞いてくれません。

しっかり目線を合わせてお話を聞いてみましょう。

・声の音量や話すスピード

声が大きすぎると逆に怒らせてしまうこともあります。

優しく、ゆっくり話す意識をしましょう。

大きい声は相手を驚かせてしまうので普段から気をつけることが大切です。

話すスピードは普段よりゆっくりくらいで良いです。

あまりゆっくりしすぎると、馬鹿にされている気持ちになることがあるようです。

そこは気をつけていきましょう。

認知症の人だけでなく普段から気をつけることで穏やかな話し方や接し方が身につけられます。

ぜひ皆様も試して見てください。

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