身体拘束の事例と解決策!介護者都合か考える事が重要!研修資料

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身体拘束は介護で絶対的に禁止されていますが、やむを得ずに身体拘束をする場面もあります。

なぜ身体拘束がダメなのか、やむを得ずに身体拘束をする場合はどんな時なのか、具体的に説明していきます。

身体拘束

身体拘束がダメなのは、身体拘束禁止規定によって定められています。

高齢者の尊厳を奪うから、虐待につながるからなどが身体拘束を禁止する理由ですが、身体拘束をする事で高齢者の心身に影響を与えてしまいます。

例えば、ベットにずっと同じ姿勢で縛り付けてしまえば、褥瘡(じょくそう)ができてしまいます。

また、同じ姿勢でいる事で関節の周辺にある筋肉や皮膚が弾力を失い、拘縮してしまいます。

さらに、身体拘束をすると高齢者の精神もダメージを受けます。

屈辱を感じれば尊厳を奪ってしまった事になりますし、精神的ダメージが鬱(うつ)を引き起こす、認知機能を低下させるなどもあります。

これらは高齢者の心身を弱めてしまうだけでなく、介護者のケアが増える事にも繋がります。

褥瘡ができれば薬を塗るなどのケアが必要になりますし、拘縮すれば洋服を着せるのも一苦労です。

私の職場にも拘縮した利用者さんがいますが、衣類の着脱に時間がかかるので介助者は汗びっしょりになります。

つまり、身体拘束は高齢者の心身を弱めてしまうしまうだけでなく、回りに回って介護者の負担にもなっていくのです。

身体拘束

具体的な例

身体拘束は、ベットやイスに縛り付けるだけが禁止ではありません。

例えば、徘徊する高齢者を部屋に閉じ込めて鍵をかけてしまうのはダメです。

また、怒りやすい人に過剰に精神薬を飲ませるのも身体拘束になります。

さらに、徘徊するからと立ち上がりしにくいイスに高齢者を座らせる、おむつを外してしまう高齢者につなぎ服を着させるなども身体拘束になります。

身体拘束は体を縛り付けるだけでなく、高齢者の意思に反する行為をする事でもあるのです。

身体拘束実例

やむを得えない例

身体拘束禁止規定の条文には「緊急やむを得ない場合を除き」身体拘束をしてはいけないとしています。

このやむを得ない場合とは、一時的の間の身体拘束で、身体拘束をしないと命に関わる場合です。

かつ、身体拘束以外に解決策がない場合は、やむを得ない場合となります。

例えば、介護施設である利用者が他の利用者を殴りかけたとします。

この時に介護職員が殴ろうとした利用者を制止し、暴れた時に一時的にイスに座らせて体を押さえたとします。

この場合は、殴られそうになった利用者が命に関わる危険にさらされています。

また、殴ろうとした利用者が暴れたので一時的にイスに座らせて体を押さえたとなり、やむを得ずに行ったと言えます。

体を押さえつける以外に解決策はないので、身体拘束をするのはやむを得ません。

しかしその後、また暴れるからと大人しくなった後もずっとイスに縛り付ければ身体拘束になります。

また、本来ならば殴る可能性があると分かっているならその利用者を他の利用者の隣の席に座らせないなど、予防策を取るべきでした。

私の職場にも、認知症で怒りやすい人がいます。

手拍子や話声など些細な事が気に食わず、周りの利用者さんに怒り散らしてはケンカになるのです。

そのため、この方がイスに座る時は周りの利用者さんを背に座らせ、窓の外を見ながら食事してもらいます。

そうする事でケンカになるのを防ぎ、やむを得ない身体拘束をする場面を防いでいます。

そして、身体拘束をするしないに関わらず殴りそうになったとの情報を「ヒヤリ・ハット」などで共有する、双方の家族に報告するなどの、アフターケアも大切です。

身体拘束事例

慎重に

身体拘束をする時は介護者個人だけで、する・しないの決定をしてはいけません。

施設の介護職員全員がその事実を知るように、会議や連絡ノートで情報を共有します。

また、高齢者の家族にも身体拘束をすると報告しなければいけません。

高齢者をケアする人みんなが知っている状態にするのです。

例えば私の職場の場合、ある高齢者が座位を保てないから車イスでベルトをしています。

書面で身体拘束をすると記録して家族にも知らせています。

記録する事で、いつから、どんな方法で、なぜ身体拘束をするのか誰もが分かります。

そして大切なのは、その身体拘束はしなければいけないのかと考える事です。

ケア会議などでそれが一番適切なケアかを確認するのは、より良いケアを目指す介護職で必要な事です。

私の職場では、朝礼と終礼で気付いた事などを話合います。

その場で解決しなければ会議の議題となり、適切なケアを目指します。全ての利用者さんに適切なケアができている訳ではありませんが、できるように努力するのは忘れません。

介助者都合かどうか

身体拘束の例ややむを得ない身体拘束の例を紹介してきましたが、介護していると「これって身体拘束になるのかな?」と疑問になる事もあるでしょう。

そんな時は、その行為が介助者都合かどうかを考えると良しです。

徘徊する人を閉じ込めるのは、徘徊されると介助者が困るからであり、身体拘束です。

他の利用者を殴りそうになった人をイスに押さえるのは、殴られそうになった利用者を助けるためであり、やむを得ない身体拘束です。

実際に介護の現場では、介助者都合で身体拘束をするケースもあります。

私の職場でも、排泄介助が困難な利用者さんに脱ぎ履きしやすいズボンを履くようにお願いしたり、徘徊しないようにイスに座っているのを無理にお願いする事があります。

しかし、身体拘束をする事で「しょうがないよね。」「こんなもんだよね。」「人手が足りないんだし。」などの気持ちが芽生え、それが当たり前になっていきます。

そうすると現場の雰囲気は悪くなりますし、適切なケアができません。そして、それが虐待につながっていきます。

私の職場の先輩方はまさにそれで、やっつけ仕事のように介助を行う、羞恥心を意識しないケアをする(ドアを開けたまま排泄介助をするなど)事もあります。

そうなっては利用者さんの尊厳が守られているとは言えません。

介護職は利用者の尊厳を保つのが職務です。

もっと良いケアができるのでは?と考えるのが身体拘束をなくす一歩なのです。

介護職員でいるためには、それを忘れないのが大切です。

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