硬くて切りにくい高齢者の爪切り!介護士はどこまで対応可能?


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爪切り、介護士ができる範囲

私が住んでいる街では6月のこの季節に毎年、「トライやるウィーク」と言う、中学生の職場体験が行われます。

今年は新型コロナウイルス感染症の関係でまだ実施されていませんが、自宅から直接職場に行って朝から夕方まで5日間、職場体験を行います。

職場体験では、デイサービスセンターや老人ホームや病院で様々なお手伝いや見学を行う子もいます。

数年前に、老人ホームで様々な体験をした女子生徒が作文を書いていたので読んでみると、その中に少し気になった内容がありました。

それは、「Aさんの爪を切ってあげて」と言われて、その女子中学生は入居者のおばあさんの爪切りをした時の内容です。

作文の中でその女子生徒は、
~~自分は爪切りを使って爪は切らない。だから、もしも皮膚まで切ってしまったらどうしよう、ケガをさせしまったらどうしようと、おばあさんの爪を切るのはすごく怖かった~~
と書いてありました。

その女の子は、自分の爪を切る時は主にヤスリで形を整える程度だそうです。

そして、爪切りではなく爪用のハサミで伸びたところを切っているみたいです。

今の子供たちは爪にも何かとオシャレを施すので、大学生などはマニュキュアやネイルアートをするために爪は伸ばし気味にしている子が多いし、爪切りで切るのではなくヤスリで形を整える程度という人が多いようです。

使い慣れない爪切りなるものに、戸惑ったというのもあるのでしょう。

しかし、職場体験に来た中学生に高齢者の爪切りをやって貰う・任せてしまうというのは、ちょっと考え物ではないでしょうか?

中学生が「すごく怖かった」と言うのも、無理がないと思います。

若い子の爪ならまだしも、高齢者の爪切りは難しいことが多々あるし、リスクも大きいです。

爪切り基準

高齢者の爪は厚く硬い

実際の介護現場でも、高齢者の爪を切る時に「この爪は、介護士ではなく看護師や医師に任せたほうがよさそうだな」と思うことがあるでしょう。

それは、高齢者の爪は厚くなっていたり変形していたり、石のように硬くなっていることが多いことが大きな原因だと思います。

どこまでなら、介護士が爪を切ってもいいのだろうか?と迷うことも多いのではないでしょうか?

硬くて切りにくい高齢者の爪切り。介護士はどこまで対応可能なのか?

切れるのは健康な爪のみ

厚生労働省の「医師法第17条、 歯科医師法17条及び保健師助産師看護師法第13条の解釈について」によると、

・爪そのものに異常がない
・爪の周囲の皮膚にも化膿や炎症がない
・糖尿病等の疾患に伴う専門的な管理が必要ではない

これら3つの条件がYESの時のみ、介護士が爪切りをしてもよい、となっています。

つまり、健康な人の健康な爪のみということです。

看護師や医師が対応したほうが良い爪

・巻き爪
・爪白癬(爪水虫)
・変形や硬化している爪
・糖尿病の人
・血液を固まりにくくする薬を飲んでいる人

看護師もまた、これは医師に見せたほうが良いのでは?医師に切ってもらったほうがいいかなあ?などと爪切りに悩むこともあるでしょう。

どこまでOKなのか、判断が難しいときもあります。

巻き爪

病院によっては、フットケアが得意な専門のナースがいることもあるでしょう。

大きな病院では「フットケア外来」で看護師が巻き爪のケアを行っています。

巻き爪には2タイプあります。

爪全体が先端に向かって巻いているタイプと、爪の角が両脇の皮膚に食い込むように巻いているタイプです。

巻き爪を切る時は、角を切り落とさないようにスクエアカットにして、少しのばし気味に切ることが重要です。

軽度の巻き爪は看護師が対応してもOKですが、巻き爪がひどいものや痛みや傷があるときは皮膚科の医師が治療することになっています。

爪白癬(爪水虫)

爪にできる水虫の場合、爪が厚く硬くなってしまいます。

時には石のようになることもあります。

白癬菌がほかの人に移らないように、爪切りやヤスリやニッパーはその人専用にするか、使用後に消毒する必要があります。

爪白癬は「たかが水虫」では、ありません。

爪白癬も立派な感染症(病気)なので、きちんと治療することが大切です。

糖尿病の人

糖尿病の人は、感染症に罹りやすくなります。

ほんのわずかな傷でも、そこから炎症が広がったり化膿したり時には壊死に至ることもあります。

なので、極力傷をつけないように深爪にならないように注意を払って爪切りを行わなければなりません。

糖尿病の人は、爪白癬にも感染しやすくなります。

糖尿病で皮膚を傷つけないようにしなければならないうえに、切りにくい硬い爪だという人も少なくありません。

それゆえに糖尿病の人の爪切りは、介護士ではなく看護師や医師が対応することになっています。

硬い爪や変形している爪

高齢者の足の爪は、厚く硬くなっていることが大半で、通常の爪切りで切るのは無理なことも多いです。

そんな時は、ニッパーを使って切ります。

しかし、剥がれてしまいそうな時もあるし、ニッパーで切ると爪がボロボロと崩れ落ちることも少なくありません。

皮膚まで剥がれてしまうこともあるので、「無理だな」と思ったときは、看護師が対応するのではなく、医師に切ってもらうほうが良いでしょう。

私の体験ですが、母の足の爪を切ろうと思って靴下を脱がしたところ、靴下の中から何やら小石のようなものがポロリと出てきました。

なんだろう?と思って良く見ると爪のようです。

どの指の爪なのかと、足の指を1本ずつ見てみたら小指の爪がなくなっていました。

もともと母の足の小指の爪は、直径3ミリほどの小さく硬い爪になっていたのですが、本当にポロリと剥がれ落ちてしまいました。

幸いにして、母は痛みを感じることもなく、爪が剥がれ落ちたという自覚もなかったのですが、「靴下を脱がしただけでも、こういうことになることがあるのかー」と私自身はかなりびっくりしました。

血液を固まりにくくする薬を飲んでいる人

ワーファリンやブラザキサ(タガビトラン)などの抗凝固薬を飲んでいる人は、わずかな傷からでも大出血となることがあるので、看護師や医師が対応するべきだと言われています。

高齢者爪切り

皮膚や爪のチェック

介護士が爪切りの時に、爪に黒い筋があることに気が付いて、皮膚がんを早期に発見したという例もあります。

また、かかとのカサカサが水虫だったいうケースもあります。

単に爪を切るだけではなく、皮膚の状態や爪の状態も観察して、おかしいな?と思ったときは医師に診察をお願いしましょう。

どこまで介護士がやれるのか、どこまで看護師対応でOKなのか、判断に迷うこともあるでしょう。

基本的には、爪切りを行うことでリスクが生じる可能性があるときは、医師や看護師に対応してもらいましょう。

無理をしてケガをさせてしまったら元も子もありません。

また、治療が必要だと思った時も医師に連絡する必要があります。

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