「ありがとう」が20年の在宅介護を支えた!荒木由美子

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介護をしている妻に「ありがとう」

「介護のミ・カ・タ。経験から学んだ介護十箇条」(文芸社文庫)や「覚悟の介護 介護20年」などの著書がある荒木由美子さんのお話の内容をお伝えします。

荒木由美子さんと言っても、ピンと来ない人が多いかと思いますが、60歳前後の人であれば、元アイドル・歌手で、湯原昌幸さんの奥さん、と説明すれば、「ああ~あの人ね!」と分かった人もおられるのではないでしょうか?

介護のミ・カ・タ。経験から学んだ介護十箇条

20歳代で姑の介護

荒木由美子さんが結婚したのは1983年のこと、23歳の時でした。

結婚した翌年にお子さんを出産されたのですが、その時点ですでに姑さんの介護をされていました。

姑さんは、糖尿病や高血圧や心臓肥大や血栓症を患っていたのです。

そしてその数年後には、認知症も発症しました。

お子さんがどんどん大きくなって心身共に成長していくのとは反比例に、お姑さんはどんどん赤ちゃん返りするかのように認知機能は衰えていきます。

親や姑の介護が始まる年齢は、50歳代が多いかと思います。

アラサーで介護が始まると言う人は少ないでしょう。

その後、荒木さんは20年以上に渡って介護が続いたので、これはもう介護のベテラン中のベテランと言えます。

荒木由美子

自律神経失調症や脱毛症に

荒木由美子さんが一番つらかったのは、一生懸命にお世話をしても、その気持ちが姑さんに通にないこと。

何をやっても姑さんの不平不満になってしまう事だったそうです。

つらくて何度も泣いたと話されていました。

そして、介護のストレスからか、胃潰瘍になったり円形脱毛症になったり、自律神経失調症になったりしたのです。

まさかこんな人生が待っていようとは、結婚した時はこれっぽっちも考えていなかったでしょう。

さぞかしつらかったと想像できます。

支えてくれたのは、夫の湯原昌幸さん

そんな時に彼女を支えてくれたのは、夫の湯原昌幸さんでした。

「おふくろのことで嫌な想いをしたら、何でも全部俺に話してくれ」と全面的に受け止めてくれたそうです。

この話を聞いた時は、私はもう、「なんて素敵な旦那様なんだろう」と泣いてしまいました。

荒木さんは、ご主人に話を聞いて貰うと気持ちが楽になったそうです。

日本人の大半の男性は、奥様が自分の母親の愚痴をこぼしたり不平不満を言うと「僕だって疲れているんだよ」と言ったり、「仕方がないだろう」などと言う言い方をしているのでは、ないでしょうか?

少なくとも、私の夫はそういう感じでした。

「仕方がないやんか」「我慢して!」「俺だって毎日会社でクタクタや!疲れてる時にそういう話をするな!」などとよく言われました。

しかし、湯原昌幸さんは「ありがとうな」と感謝の言葉を荒木由美子さんに惜しむことなく、かけ続けていたのです。

荒木由美子 在宅介護

ありがとうは魔法の言葉

東日本大震災の時のACのコマーシャルではありませんが、「ありがとう」は魔法の言葉だと私は思っています。

特に妻は夫に「ありがとう」と言われると、凄く嬉しいのではないでしょうか?いやいや妻はではなく、女性は男性に「ありがとう」と言われると、凄く嬉しいです。

でも、今の日本人の夫はあまり妻に「ありがとう」を言わない傾向があるように思います。

「ありがとう」の言葉で何もかも許せた。

ここからは私の友達(Mさんとしておきましょう)の話になります。

Mさんは旦那さんの「ありがとう。感謝してます」の一言で、何もかも許せたと私に話したことがあるのです。

Mさんは介護と言えるほどのお世話はしていないのですが、結婚後はお姑さんと20年以上同居でした。

Mさんは、お姑さんの味方ばかりする旦那さんに、結婚当初から不平不満が募っていて、「もう別れる」「もう離婚してやる」が口癖のようになっていました。

1年に数回は「実家に帰らせていただきます」が行事のようになっていて、1~2週間、実家に戻っている、と言うことも多々ありました。

しかし、お姑さんが数年前に急死したのです。

姑さんの葬儀を終えた時に、旦那さんがMさんの前に正座して深々と頭を下げて「今まで、母のことでいろいろと嫌な想いをさせて、ホンマごめん!そして、いままでお前の味方よりも母の味方ばかりして、申し訳なかった!そして、いままで本当にありがとう。感謝しています」と泣きながら言ってくれたそうです。

Mさんは旦那さんからのこの言葉で、今までの不平不満が全て吹っ飛んで、「もう些細なことはどうでもいいわ。ありがとうの一言があれば、もう忘れることができるわ!」と思ったようです。

荒木由美子湯原昌幸

ああー、分かるわーと思った

私はMさんの話を聞いて「ああー。その気持ち分かるわー」と思いました。

ごめんと謝ってくれたのも嬉しいですが、その何倍も何十倍も「ありがとう」や「感謝しています」の言葉は嬉しいと思います。

今までの不平不満がどこかに飛んで行ってスーッと消えた、と言うのも分かります。

でも、もう少し欲を言わせてもらえるなら、Mさんの旦那さんには、二人だけの時にでもそっと「感謝してるよ」や「ありがとう」を言って欲しかったな、と思います。

施設入所させた荒木由美子

話を荒木由美子さんのことに戻します。

荒木由美子さんは、姑さんが認知症と診断されて7年後に介護施設への入所を決めました。

うつ状態になって部屋に引きこもってしまうなどで、もう手が付けられなくなったのです。

このままでは家族も夫婦も崩壊してしまうと決断を下したのは、旦那さんの湯原昌幸さんでした。

施設に入ったことで、お姑さんの症状も落ち着いたそうです。

結局お姑さんはその後86歳の時に白血病で亡くなられました。

結婚して同居した時の姑さんの年齢が66歳だったので、20年の介護生活でした。

アドバイス

荒木由美子さんから、現在介護を担っている人へのアドバイスがありました。

・先のことは考えない

介護は先が見えないし、「いったいこの状態がいつまで続くのか」と気が滅入ってしまう。だから、先のことは考えないようにして、「今日1日だけ笑顔で過ごそう」と、これを繰り返したそうです。

・チャンネルを複数持つ

介護をする人という1つだけのチャンネルではなく、妻や母としてのチャンネルも持って、時には一人の女性としてのチャンネルも持って、気持ちを切り替えることが重要。たまには介護のことを忘れて、リフレッシュしよう!

・介護施設に任せるのも一方法

特養や老健への入所が難しくても、疲れた時だけ短期で預けるショートステイや通所リハビリやデイサービスなど、いろいろなサービスがあります。

一人で抱え込まずにこれらのサービスを上手に利用しましょう。

まとめ

男性が妻に「ありがとう」や「感謝しています」を口に出して言うのは、照れ臭い等で難しいと思う人も多いでしょう。

しかし、妻はこの一言でずいぶんと救われるし、支えになるのです。

少なくとも「仕方がないだろう」や「僕だって会社でクタクタになるまで働いているんだぞ」、「我慢してくれ」などの言葉は発して欲しくないと思います。

口で言うのが恥ずかしければ、何かの記念日にメッセージ(感謝の言葉)を書いたカードを添えるなどでもOKです。

まあ、昭和の前半生まれにとっては、カードすらも恥ずかしいかもしれませんが、言葉にしなければ伝わらないですよ。

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